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Dragon's Jazz Corner

Ali Ryerson (fl)


* ALI RYERSON QUARTET / IN HER OWN SWEET WAY
ali ryerson(fl),
harold danko(p), jeff fuller(b), terry clarke(ds)
1996/Concord/

1 Preface
2 To Start Again
3 Everything Changed
4 Paisagem Cosmica
5 Martina
6 In Your Own Sweet Way
7 Sail Away
8 Blue In Green
9 Sometime Ago
10 No More Blues
11 So Remember Me


アリ・リアーソン(fl)は初見、1952年生まれ、ニューヨーク出身です。
オーソドックスなジャズのイメージがあるコンコード・レーベルなら間違いないかと思いました。
共演者にはハロルド・ダンコ(p)やテリー・クラーク(ds)もいることだし・・・。
ハロルド・ダンコは1947年生まれ、オハイオ州出身です。
ダンコはビック・バンド出ですがリー・コニッツ(as)やチェット・ベイカー(tp)との共演で知られています。

全11曲は自身のオリジナル1曲、ダンコが2曲、その他8曲の構成です。
その他にはカーク・ライトシー(p)、デイヴ・ブルーベック(p)、トム・ハレル(tp)、マイルス・デイヴィス(tp)、
アントニオ・カルロス・ジョビン(g)などの中々に凝った選曲になっています。
表題はブルーベックの有名曲の(6)「In Your Own Sweet Way」をもじったものですね。
最初は女性フルート奏者なのでやわらかくやさしい聴き易いジャズを予想しました。
たしかに繊細で美しい音色ですが予想外にキッチリとしたジャズ・フルートを聴かせてくれました。
甘さは控え目でかなりの硬質なジャズが展開されていて、ほど良い緊張感を醸し出しています。
粟立ちの良いクリアなピアノを聴かせるダンコもまた秀逸です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)