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Dragon's Jazz Corner

Alexandra Shakina (vo)


* ALEXANDRA SHAKINA / MOOD INDIGO
alexandra shakina(vo),
massimo farao(p), nicola barbon(b), gianni cazzola(ds)
2020/Venus/

1 Estate (J.E.Siegel/B.Martino)
2 I Could Have Told You (C.Sigman/J.V.Heusen)
3 Isn't It Romantic ? (L.Hart/R.Rodgers)
4 Let's Face The Music And Dance (I.Berlin)
5 Love You Madly (L.Henderson/D.Ellington)
6 Mood Indigo (I.Mills/D.Ellington)
7 Only Trust Your Heart (S.Cahn/B.Carter)
8 A Sleepin Bee (T.Capote/H.Arlen)
9 Take Love Easy (J.Latouche/D.Ellington)
10 You Are The Top (C.Porter)
11 Comes Love (L.Brown/S.H.Steps)
12 I'm A Fool To Want You (F.Sinatra)
13 I Thought About You (J.mercer/J.V.heusen)


ロシア出身のアレキサンドラ・シャキナ(vo)は初見です。
ヴィーナス盤ではアンナ・コルチナ、アナスタシア・リュトヴァとロシア歌姫3人が売り出し中です。
特にこのシャキナには声そのものに魅力を感じました。
しっとりとした深く沈み込む声をしています・・・こういうのを好みの声、タイプの声って言うんでしょうね。
もちろん歌手には色んな声の持ち主がいるけれどこれほど声そのものが気になる人は珍しいです。
全13曲のスタンダード作品集です。
表題曲に「Mood Indigo」とあるようにデューク・エリントンが3曲なのでエリントン主体なのは間違いありません。
ただ購入のきっかけは現在マイ・ブームのコール・ポーターとロジャース&ハートの曲が入っていたことです。
今では珍しくなったポーターの「You Are The Top」とロジャース&ハートの「Isn't It Romantic ?」です。
シャキナには魅力的な声と共に独特の感性があるように思います。
それが個性的で面白く、普通の歌い方とはちょっと違う解釈が新鮮でした。
前述の「Isn't It Romantic ?」ではエラ・フィッツジェラルドが決定的ですがここではスロー・テンポで展開します。
マッシモ・ファラオ・トリオの好演もあって雰囲気十分、中々いい感じのジャズ・ヴォーカルが聴けました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)




* ALEXANDRA SHAKINA / ALL THE WAY

alexandra shakina(vo),
massimo farao(p), aldo zunino(b), ruben bellavia(ds)
2018/Venus/

1 All The Way (J.Van.Heusen)
2 Let Me Love You (H.Bart)
3 Get Out Of Town (C.Porter)
4 Dedicated To You (Cahn,Chaplin,Zaret)
5 I Concentrate On You (C.Porter)
6 Weaver Of Dreams (V.Young)
7 I'm Just Lucky So And So (D.Ellington)
8 That Old Black Magic (H.Arlen)
9 Come Fly With Me (J.Van.Heusen)
10 Where Or When (R.Rodgers)


ロシア出身のアレキサンドラ・シャキナ(vo)を聴くのは2枚目になります。
シャキナの深く沈み込む歌声が魅力的だったのでもう1枚聴いてみたいと思いました。
前回はデューク・エリントンだったけど今回はジミー・ヴァン・ヒューゼンがテーマでした。
「All The Way」と「Come Fly With Me」
表題曲を含むこの2曲は共にフランク・シナトラの大ヒット曲として知られています。
注目のコール・ポーターは「Get Out Of Town」と「I Concentrate On You」、
リチャード・ロジャースは「Where Or When」が入っていました。
独特のノリを持つ深みのある歌声はじんわりと心に響いてきます。
この歌の捉え方は素晴らしいんじゃないかと思います。
ちなみに2枚のジャケットの雰囲気が違うので別人かと思ったけど声と歌い方は同じでした。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)