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Dragon's Jazz Corner

2004年、みんなのベスト3


(1)>Tさん

ご無沙汰です。

ほんと1年経つのが早いもので、もう恒例の「ベストスリー」の季節になりましたね。

毎年、この機会に、この1年、どんなものを買ったんだろうか?と考えなおしてみるのですが、
年を追うごとに、純粋な新録新譜で強く印象に残るものがどんどん減っています。
というか、今年に限って言えば、はっきり言って「ゼロ」でした。
これは、ジャズ界全体が沈滞しているのか?私の感覚、完成が鈍ってきてるのか?
おそらくその両方に原因があると思います。。。

で今年の「ベストスリー」ですが、結局3枚ともDVD作品となりました。
以前は、ジャズは聴くもので、映像などおまけで邪道、だと思ってましたが、
過去の貴重な歴史的映像が多くリリースされ(公式、私家盤共に)それらを見ているとやはり映像があると、
聴こえてくる音の詳細がよく分かってこれはこれで新しいジャズの楽しみ方では?と認識を改めるようになりました。

1.マイルス・デイヴィス 
「マイルス・エレクトリック〜パフォーマンス・アット・ザ・アイル・オブ・ワイト」(国内盤)

〜おそらく、マイルス変態の多くはこれをまずチョイスすると思いますね。
1070年8月29日、
キース=コリア=ディジョネット=バーツ=ホランド=アイアートを従えての壮絶な音絵巻、
伝説のワイト島ライブのコンプリートです。
このライブには、理屈も薀蓄も不要、聴くよりも感じろ、ロックの精神とブラックの心を、ジャズの言葉で、
オープンな心を持っていた当時の純粋な若者たちへ語り尽くす約40分のストーリー。
このライブの前振りには、本編のライブに参加していたメンバー全員のほか、
カルロス・サンタナ、ディヴ・リーヴマン、ハービー・ハンコック、ジョニ・ミッチェル、
ピート・コージーらのインタビューで綴ったドキュメンタリー風の演出がなされていて、
楽器を手にしての彼らのマイルスに関するコメントが、本編と同じくらいまた素晴らしい。

2.Weather Report 「Young & Fine Live!」(輸入盤)

〜1978年9月ドイツで行われたライブをDVD化したもの。
一応、大手輸入盤店で売られてるのでブートではなさそうだが、極めてそれに近い作品ながら、
ジャコ・パストリアスの絶頂期を捉えた貴重な映像作品。
現代のデジタル映像のレベルで見ると、画質がイマイチとの声もあるが、それは贅沢というもの、
ブートのVTRで出回っていたレベルを考えると、十分に満足。
ザヴィヌル=ショーター=ジャコ=アースキンという極めてシンプルな編成なので、
個々のメンバーの力量がフルに活かされたこれまた超絶な120分。
ジャコの才能は、ザヴィヌルという「マエストロ」の存在があってこそ発揮されたもの、という事実を再認識。
無邪気にベースと戯れながら、非凡なグルーブを生み出しているジャコを見ていると、あっという間に2時間が過ぎてしまう。

3.Branford Marsalis "Cortrane's A Love Supreme Live" (輸入盤)

〜これだけが、一応の新譜です。
昨年のオランダはアムステルダムでブランのカルテットが「至上の愛」をカヴァーしたライブをDVD化した作品。
とにかく、ブランのテナーの熟成ぶりが素晴らしい。
体型がやや横に大きくなった分、そのパフォーマンスのスケールが大きくなり、
彼に大きな影響を与えたトレーンとロリンズという2大要素が、ここにきてやっと彼自身の中で一体化した印象を強く持った。
無機質で鋭角的なブロウや無駄な音数が減り、少ない音数と芳醇な音で、ジャズを語れるようになっている。
正直、多くの作品を出してるブランだが、その割りには、決定打を欠いていたが、やっとそれが現れたよう。
ケニー・カークランドの影を振り払うかのようなジョーイ・カルデラッツォの瑞々しいピアノをはじめ、
ジェフ・ワッツ、エリック・リーヴスのリズムセクションもまた素晴らしい。
本DVDには、約50分弱の本編ライブの他、ブランとアリス・コルトレーンの対談やツアーの映像なども収録されている。
また、輸入盤には、本編ライブのみをCD化したものも付いた2枚組みになっているので、絶対輸入盤のほうがお得。
ちなみに、リージョンコードはゼロなので、問題ない。
対談などにどうしても字幕が欲しいという人には、近いうちに国内盤リリースも予定されているが、
CDはつかず1枚のDVDだけの仕様となっているようです。

こんな感じになりました、今年は。
また、来年もよろしくお願い致します。


(2)>益満妙さん

ご無沙汰です!今年のBest3!
Guitarがらみばかりですいません!

★Jim Hall/Magic Meeting/artistShare/2004

なんといっても、これですね!Jim Hallの新譜です。
NetのみでしかGetできません。今年は6月に来日しましたが4月末から5月初めにヴィレッジバンガードで、
来日同一メンバーとのLive録音です。録音状態よし、臨場感抜群です。

★Peter Leitch/Autobiography/Reservoir/2004

カナダ出身で、NY在住、中堅といってももういい年輩のGuitarist。
こちらも、2004年に久し振りに新譜を出した。
相変わらずの、ルーズでラフなスタイルであるが、紡ぎだすラインは、なかなか深いものがある。

★Rick Stone/Samba de Novembro/Jazzand/2004

こちらも、中堅どこのGuitarist。端正で理知的。
録音は2000年だが、2004年になってリリースされた。
Jazzの教鞭を取っているらしく、どうも自費出版らしい。
ほぼ、10年ほど前か?前作を入手して聴いてみて大層気に入っていたのだが、
全く音沙汰がなかったが、やっと新譜が出てきました。

他にも、中堅のJohn Hart(g)の新譜。
新人では、Steve Cardenas(g)、Jonathan Kreisberg(g)Larry Koonse(g)などの新しい個性と出会えました。

とっておきは、Jim Hallと今年2回接見出来たことですね。


(3)>ねひつじさん

こんばんは。ベスト3お願いします。

・ Gene Ammons 「My Way」(Prestige/1971)LP
ずっと探していただけに、たまたまレコードセールで見つけた時には思わず歓声を上げてしまいました。
ブラス&ストリングス&コーラスをバックに、マーヴィン・ゲイの「What's Going On」や「My Way」、
腹の底からガーッとコブシを突き上げるようなメガトン級のブロウにクラクラ。
かと思えば、ローランド・ハナとのデュオによる「A House is not a Home」のような沁みるバラードもあり、
このアルバムに会えてよかった、と聴く度に悦びを噛みしめています(^^;)

・ The Warne Marsh Quartet featuring Joe Albany 「Live at Dana Point, 1957」(V.S.O.P./2004)
今年になって、マーシュ未亡人所有のライヴ音源がCD化されたのは嬉しい驚きでした。
ライヴというより、リハーサルのような脱力感、サラッとアルトのような音色でアドリブを繰り出すマーシュ、
淡白なジョー・オーバニーのピアノ、淡々とリズムキープするベース&ドラム、
音を出したり出さなかったり、何となく演奏が終わったりと、妙に「余白」を感じさせる空間が新鮮でした。
コール・ポーターの曲や、「ダフード」などスタンダードばかり取り上げているのもいいですね。

・ Slide Hampton 「American Swinging in Paris :All Star 69」(EMI France/2002)
12月に入って、中古で購入したのですが、このド迫力には驚きました。
フィリー・ジョー・ジョーンズ、ニールス・ペデルセンの異様な圧力の音、ヨアヒム・キューンのキレっぷり。
ハンプトンは意外に冷静ですが、J.J.ジョンソンの「Lament」でさえピリピリした空気で、
この切迫感は、「1969年パリ」という状況が多分に影響しているのかなあと思いました。



(4)>大吉GUYさん

正式エントリーは出来ませぬが,このアルバムは良かったです。

○赤坂レアグルーヴ Vol.1/監修・選曲 コモエスタ八重樫


『琉球レアグルーヴ』に続き,コモエスタ八重樫が選曲・監修したレア音源発掘企画。
東京キューバン・ボーイズ,ジミー竹内,山本邦山など赤坂の日音に眠る貴重な録音を高音質で蘇生。
「ダンス天国」「ソウルフル・ストラット」「タイトゥン・アップ」などと畳み込まれて感激です。



(5)>25−25さん

ベスト3、選出いたしました!

@「First Take/ 井上信平」

先日の25-25プレゼンツ・ライブにお招きした、ジャズ・フルートの雄・井上信平さんの渾身の一枚です。
オープニングの1フレーズ聴いただけで、井上さんが好きになりました。
バップあり、ボッサあり、ファンクあり、またタンゴありの盛りだくさんのアイテム。
「I wish You love」が圧巻で、途中でタンゴのリズムに変わって、あっと驚きます。
ピアノの大石学さんも、モンティ・アレキサンダーばりの乗りで、とてもいい。

A「Nobody Else But Me/ Stan Getz」

2年越しで探していてめぐり合えなかったんですが、先日アメリカのアマゾンで97US$ でゲット。
大枚払っただけの価値あり。
ts, vib, b, ds という、「Stan Getz Quartet in Paris」と同じ編成ですが、勝るとも劣らない内容です。

B「Night Life/ Lurlean Hunter」

黒人女性歌手Lurlean Hunter の、'56年録音のアルバム。
オープニングのGeorgia on my mind の「Georgia・・・」の第一声で、もう既にノック・アウト状態です。
Manny Albam 率いる歌伴陣も、Joe Newman(tp), Al Cohn(ts), Barry Galbraith(g) と多彩です。
とてもいいアルバムです。



(6)>いくちゃん
 
Best3。。。って言うか、購入した3枚っちゅうとこです(^^)

1)「Lyrics」Henryk Miskiewicz&Simple Acoustic Trio


これは超強力にエエCDです。4人共最高!!!

2)「Live at the Blue Note」Michel Camilo


最近ちょっとはまりぎみでっす(^^)
liveでもやったりしてますがノリがエエんで楽しいっす。

3)「The out-of-towners」

Keith Jarrett,Gary Peacock,Jack DeJonette
この3人にしたら普通の演奏ですかねぇ(^^)
相変わらず「巧い」です。



(7)>ドラ

今年のベスト3は存在感のある、やや重厚な選択になりました。

★PHAROAH SANDERS QUARTET / THE CREATOR HAS A MASTER PLAN
pharoah sanders(ts)  william henderson(p)  ira coleman(b)  joe farnsworth(ds)
2003/VENUS RECORDS/TKCV-35321

気になっていながら買いそびれているアルバムがよくあります、これもそんな中の一枚でした。
ファラオ・サンダース(ts)のジョン・コルトレーン(ts)のトリビュート・アルバムです。
この企画はコルトレーンから直接薫陶を受けたファラオなら当然の成り行きだと思います。
私にはコルトレーンの東京公演でのコルトレーンはもちろん、若き日のファラオにも強烈な印象が残っています。
コルトレーン亡き後、ファラオはコルトレーンの影を引きずって辛い日々を送っていたのかも知れません。
”コルトレーンの後継者”を吹っ切れるにはかなりの時間を要したでしょうね。
一般的にフリー経験者の音色には迫力があります、ここでのファラオにもそれを十分に感じることが出来ます。
野太くパワフルでスケールの大きなテナー・サックスは圧倒的な存在感で聴く人の耳に響いてきます。
それは歌物の1曲目から始まって表題曲の「THE CREATOR HAS A MASTER PLAN」で最高潮に達します。
続く「WELCOME」も圧巻、そして潮が引くようにして「IT'S EASY TO REMEMBER」のバラードで閉じていきます。
曲目のバランスや構成も良く出来ていると思いました。

★CHRIS POTTER QUARTET / LIFT

chris potter(ts)  kevin hays(p,fenr)  scott colley(b)  bill stewart(ds)
2004/UNIVERSAL/0602498177884(輸入盤)

クリス・ポッター(ts)のヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ盤です。
90年代の前半、モンク・コンペのテナー部門において、1位ジョシュア・レッドマン、2位エリック・アレキサンダー、3位がこのクリス・ポッターで三人三様に大活躍していますから、この年のレベルは凄かったですね。
ポッターはちょっとねじれていますが、単純でない分、聴けば聴くほど味が出てくると思います。
全7曲中、10分超の演奏が4曲、エキサイティングで白熱したライブが繰り広げられています。
ケヴィン・ヘイズ(p)、スコット・コーリー(b)、ビル・ステュアート(ds)の3人も好バランスで素晴らしいです。
ビル・ステュアートのドラミングは出色、ケヴィン・ヘイズのフェンダー・ローズも効果的で良いピアノが聴けます。
ヘイズについては、今までは正直物足りなかったのですが、私はこれで見直しました。
ポッターはコルトレーンとロリンズのミックス・タイプでやや難解ですが、硬派のジャズ・ファンにはお薦めします。

★PERICO SAMBEAT QUINTET / FRIENDSHIP
perico sambeat(as.ss)  brad mehldau(p)  kurt rosenwinkel(g)(1,3,5)
ben street(b)  jeff ballard(ds)  carmen canela(vo)(9)
2003/ACT/9421-2(輸入盤)

スペイン出身の鬼才、期待のペリコ・サンビート(sax)のこの作品は文句なしに良いです。
全10曲、1曲を除いて全て彼のオリジナルで占められており意欲が十分に感じられる作品です。
バックのメンバーにも恵まれたこのワン・ホーン・アルバムは彼の最高傑作になる可能性があります。
実はこのCDを見た時にピンとくるものがありました。
ブラッド・メルドー(p)、カート・ローゼンウィンケル(g)、ジェフ・バラード(ds)と揃えば悪かろうはずがありません。
メルドー、ローゼンウィンケルとは2度目の共演ということになりますか。
やっぱりメルドーもいいですね、1曲目から期待通りの展開になりました。
9曲目にはしっとり系のボサノバのヴォーカル、10曲目は短めのバラードが配置され構成も見事です。


(8)>910さん

どうも、ご無沙汰しています。
今年はベスト3を決めるのがなかなか難しくて、ちょっと困ってしまいました。
相変わらず新しいものを追いかけていますが、今年は脱4ビートで3枚(順位はつけられませんけれど)選んでみました。
今年もドラマーにオラシオ・”エル・ネグロ”・エルナンデスが2枚入っています。
このドラマーは、個人的に注目です。

ブレイン/上原ひろみ
Brain/Hiromi Uehara(P、Key)(Telarc) - Recorded December 9-11, 2003. Tony
Grey(B), Anthony Jackson(B), Martin Valihora(Ds) - 1. Kung-fu World Champion
2. If... 3. Wind Song 4. Brain 5. Desert On The Moon 6. Green Tea Farm
7. Keytalk 8. Legend Of The Purple Valley

曲によってアンソニー・ジャクソン(B)とトニー・グレイ(B)が入れ替わり、マーティン・ヴァリボラ(Ds)とのトリオ。
今回はトリオのみの演奏で、シンセサイザーも加わっていますが、既成の枠にとらわれない、上原ひろみ流サウンドが展開。
アイデアが次々とあふれてくるよう。全曲彼女のオリジナル。
シンセサイザーと時々速いパッセージで「カンフー」の戦いらしさを見せている1曲目、メロディアスでちょっと洗練されて渋めなフュージョンの2曲目、優しくて切なげなバラードの3曲目、浮遊感を伴うテーマと哀愁漂うメロディが交錯し、自由に展開していくタイトル曲の4曲目、ラテンタッチですがピアノはスピード感があって彼女らしい5曲目、日本的情緒がたっぷりのソロ・ピアノによる静かな6曲目、怪しげなフレーズではじまり不思議なシンセのファンクとも言える7曲目、映画音楽のようなしっとりした感触の8曲目。9曲目はボーナストラック。


マゴッジャッ/トリアングロ・レベルデ(ewe)(Magot Djadt?/Trianglo Rebelde) -
Recorded August 27 and 28, 2003. Masahiko Sato(P), Horacio "El Negro" Hernandez
(Ds), Carlos Del Puerto(B) - 1. Geoido 2. Madot Djadt! 3. El Pico Carpintero
4. A Mock Moon In Modena 5. Gatecrasher, The 6. On The Edge 7. Do Dacque
8. Gyre 9. Free-for-all 10. Sunayama

佐藤允彦(P)、オラシオ・”エル・ネグロ”・エルナンデス(Ds)、カルロス・デル・プエルト(B)のトリオ。
1曲を除き佐藤允彦のオリジナル。シャープに斬り込んでくるピアノに、キューバ人のリズムがしなやかに、くっきりと対抗しつつ同化しています。ファンクや変拍子の曲もあります。ドラムスは自在に暴れまくっていて、エレキベースもなかなか。
その強力さは1曲目ですでにノックアウト状態かも。
あまりラテン風味に流れていかないところもこの顔合わせの特徴。
キメの多いテーマの2、7曲目、5拍子の3曲目など、変化に富んだ進行。
ただ、4曲目のように美しい曲も(この曲と10曲目はアコースティックベース)。
渋めのファンクの5曲目を経て、6曲目はけっこう飛ばしまくり。哀愁の漂うメロディでラテンで料理している8曲目、めいっぱい自由に演奏していてもタイトにまとまる9曲目。10曲目は日本の名曲「砂山」を静かに。


Mo'Bop2/渡辺香津美(G、Synth) New Electric Trio(ewe) - Recorded May 12-15,
2004. Richard Bona(B), Horacio "El Negro" Hernandez(Ds) - 1. Cleopatra's Dream
2. Blue Spiral 3. Mystic Sand 4. Mosaic Stone 5. Dante's Point 6. Cry Me A River
7. Death Valley 8. Havana 9. Favor Return Of Enshu Swallow

オラシオ・”エル・ネグロ”・エルナンデス(Ds)、リチャード・ボナ(B)とのトリオ。
このメンバーの2枚目で、渡辺香津美は9曲中5曲作曲。相変わらず強力なメンバーの、ハードなフュージョンタッチ。
特に、1曲目のけっこうハードな「クレオパトラの夢」、6曲目の「クライ・ミー・ア・リヴァー」はおなじみのメロディなので、こんなサウンドもあったのかと、驚きと納得の曲に仕上がっています。
テーマがちょっと浮遊感を伴うコード進行で、ロック的でもあるファンクの2曲目、テーマのメロディが優しく、目まぐるしく変化するやはり硬派の3曲目、最初ややソフト路線でせまりつつけっこう盛り上がる4曲目、ミステリアスな雰囲気をたたえたテーマとファンクのアドリブの5曲目、何となくエスニックな雰囲気のある7曲目、スピード感があって明るめな8曲目、メカニカルで目まぐるしい曲調とアップテンポの4ビートもある9曲目。


(9)>みやちゃん

それでは、今年の「ベスト3」を提出させていただきます。
  

* The Don Rendell / Ian Carr Quintet /「 Live In LONDON 」(harkit records HRKCD8045)
Don Rendell(ts),Ian Carr(tp),Michael Garrick(p),Dave Green(b),Trevor Tomkins(ds)
   
60年代ブリティッシュ・ジャズの名コンボの未発表ライヴ盤。
マイルス/コルトレーンのモード奏法を基本に独自のスタイルを築く。
彼らのデビューアルバム「 Shades Of Blue 」,最高傑作「Dusk Fire」を始め、他2作品を含め合計5作品が一挙復刻されたことが今年の大収穫か。 
         
* Tony Kinsey Quintet /「 "JAZZ AT THE FLAMINGO" Session 」
(< UK > Decca LK4207原盤 Vocalion CDLK4213)
Tony Kinsey(ds),Joe Harriot(as),Bob Efford(ts),Bill Le Sage(p & Vib),Pete Blannin (b)

これまた、50年代ブリティッシュ・ジャズに「名」をとどめた名ドラマー、トニー・キンゼーをリーダーとする1957年の好セッション盤。
聴きどことはなんと言っても、60年代にいち早く「フリージャズ」へ身を投じた、若きジョー・ハリオットのアルトが聴けること。パーカー直系のアドリブが初々しい。フィル・ウッズ、ソニー・クリス、ジャッキー・マクリーンあたりが好きな方は、ぜひ聴いて貰いたい1枚。
ケニー・クラークばりのモダンなキンゼーの太鼓は、渡英してくるアメリカスターミュージシャンをサポートするだけあって「通」をうならす内容。 

* Pharoah Sanders /「 Journy To The One 」(THERESA TR108/109原盤 BSCP-30084)
Pharoah Sanders(ts),Joe Bonner & John Hicks(p),Yoko Ito Gates(koto),Eddie Henderson(fh),
Ray Drummond(b),Idris Muhammad(ds)

ファラオ・サンダースが好きだ。特に1973年にインパルスを去りコルトレーンの呪縛から解き放たれた80年代テレサ盤時代が大好き。
JAZZを聴き始めたころリアルタイムで輸入盤を購入し聴いていた。テレサ時代第1作目が本作品。
「You've Got To Have Freedom」を聴いてどれほど勇気づけられたことか・・・。
新譜に強烈な作品がなかったので、復刻盤ばかりになってしまいました。
お許しを。
しかし、今年は、「爆買い」とは無縁な年でしたが、少ないながらも
個人的には作品の内容が充実していて、とても満足しています。



(10)>GAKOさん

この企画には,2000年から参加させてもらっていますが,過去4年の自分の選定アルバムを先日,確かめてみました。
なにを選んだのか忘れてる。(^^)
しかし,読み返すと,確かに,その年の自分を思い出します。

さて,今年の「ベスト3」です。
まずは,1年間の総括ですが,昨年にもまして,今年は,アルバムを購入していません。
50枚弱といったところでしょうか。
しかもそのうちの半分近くが,今まで持っていなかった過去のアルバムだったり,CDへの買い替えだったりしたので,いわゆる新譜は,20枚ほどでした。
ジャケ買いの勘も鈍っていて,これまでは,ジャケットを見てピンとくるものがあったら,そう大きなハズレはなかったのに,今年は,まったく「勘」が働かなかったばかりか,ハズレも少なくありませんでした。
そんな中で,3枚選んでみました。

*Steve Turre “The Spirits Up Above” (High Note,HCD 7130)
Steve Turre(tb),James Carter(ts,fl),Vincent Herring(as,ss),Dave Valentin(fl),
Mulgrew Miller(p),Buster Williams(b),Winard Haper(ds),etc.
Rec. May 26, 2004.

一番最近,購入したアルバムです。これだけは,なぜかジャケットに引き止められたアルバム。
そんなにいいジャケットだとは思わないけど,なんででしょう,引き寄せられるように購入。
ほら貝を吹いたり,あんまりフツーじゃないことをする Steve Turre ですが,今回は,Roland Kirk に捧げたアルバム。
コーラスを入れたりしたトラックもありますが,メンバー一丸となって,ドキドキするような熱気あふれた演奏を繰り広げています。

*Don Friedman “Standarads In Cagliari”(Soul Note, 121377-2)
Don Friedman(p),Jeff Fuller(b),Tommy Bradascio(ds).
Rec. Oct. 15,1999.
  
恥ずかしながら,Don Friedman は,今年初めて聴いたのです。
このベスト3に参加するようになって,毎年,ベテランを再認識していますが,今年は,Don Friedman でした。
このアルバムは,イタリアのサルディニア島の南部にあるカリアリ(Cagliari) で開かれた 1999 年の第17回 サルディニア・インターナショナル・ジャズ・フェスティバルのライブ盤。
スタンダード中心の選曲で,硬質な Don Friedman もライブのせいもあってか,やや柔らかくなったようです。  

*Bobby Watson & Horizon “Horizon Reassembled”(Palmetto Records, PM2102)
Bobby Watson(as),Terell Stafford(tp),Edward Simon(p),Essiet Essiet(b),Victor Lewis(ds).
Rec. Jan. 25 & 26,2004.

Bobby Watson は,お気に入りのアルトですが,それにもまして,トランペットが Terell Stafford。
この数年,注目しているトランペッターが参加しているのです。
もっとも,Bobby Watson の Horizon というこのユニットには,1992 年ごろに参加していたわけで,レギュラー・メンバーの一人で,私が知らなかっただけ。
グループとしては,10 年ぶりのアルバムらしい。
ストレートにグイグイくる演奏は,好感が持てます。

(次点)
最後まで,上の3枚と争ったのが,次の3枚。

*Perico Sambeat “Friendship”(Act, 9421-2)
Perico Sambeat(as, ss),Brad Mehldau(p),Kurt Rosenwinkel(g),Ben Street(b),
Jeff Ballard(ds),Carmen Canela(vo).
Rec. Feb. 2003.
スペインのサックス奏者 Perico Sambeat のアルバムで,上半期のベスト3に選んでいたもの。
Brad Mehldau の参加も注目。彼のピアノを改めて知ったというような気がしました。

*Gaspare DiLieto “Waltz For My Son”(yvp music,3121)
イタリアのピアニストのアルバムですが,Billy Harper と Fabrizio Bosso が熱い。

*Frank Hewitt “Not Afraid To Live”(Smalls Records,SRCD-0007)
あまりレコーディングに恵まれなかったベテラン・ピアニストの 2002 年 4 月の録音。
惜しいことに,2002 年 9 月には亡くなってしまっていた。

とりあえず,こういうことにしておきましょう。
そう言いながら,実は,今,Perico Sambeat を聴いている。
これもやっぱりいいなあ・・・



(11)>マダム・Yさん

今年のBest3です。 

○ALAN PASQUA / BODY & SOUL

初めて聞いたのは寺井尚子、リー・リトナーのツアーに同行したサントリーホールでのライブ。
「スペイン」での一味違うアプローチにはすぐ注目。
その後ピーター・アースキンのアルバムを経て待望のピアノトリオで登場。
ここでは静謐ともいえる美しいピアノを聞かせてくれます。
独自の風景を浮かび上がらせてくれるような別世界へと誘うピアノは素晴らしいです。

○THE POSTCARD FROM BRAZIL / BEBEDEIRA DE RITMO

Paulo Di Sabatino(p)、Marco Siniscalco(b)、Fabrizio Bosso(tp、Flh)
Gianluca Caporale(ts,fl,cl)、Glauco Di Sabatino(ds)、Bruno Marcozzi(Perc)

軽快なブラジリアン・サウンドを聞かせてくれます。
ホーンのアンサンブル、ノリの良さ、理屈ぬきで楽しめます。
注目はファブリジオ・ボッソ。熱く疾走するフリューゲルホーンには高揚感を感じます。
パワーをもらえますね。いろんなところで活躍してます。

○ELIANNA ELIAS / DREAMER


この夏の猛暑を乗り切るのにどれだけ、このアルバムの世話になったか。
肩の力を抜いたさりげない歌い方のこの低い声に、何とか少しずつ対処していけた事を今更ながら実感。
この人はダイアナ・クラール並にメジャーにビックになっておかしくないボーカリスト。
このアルバムでまた一段と洗練度を増した感さえあります。

今年は迷いに迷いました。特にピアノは秀作が多く聴くたびに決められない状況。
特に、
Olivier Antunes/ Introducing, いいですね。
Peter Rosendal, Joe Heider, も捨てがたい。
ホーンでは、
Devid Sanborn / Closer,
ボーカルでは、
Sue Rainy / Quietly There, 実は今のBGM なのですが
この時期に静かに聴くにはピッタリで,しっとりと情感溢れていて本当にいいです。
ギリギリまで差し替えようかどうか、考えてました。
裏ベスト3になるでしょうか。今年全般ということなら表ベスト3、
今現在の気持ちなら裏ベスト3といったところでしょうか。
なかなか3枚に絞れなくて苦肉の策。



(12)>A.tomyさん

こんばんは。「ベスト3」決めました!

●“LIVE AT THE REGATTABAR / Fernando Huergo JAZZ ARGENTINO”(FSWJ/FSWJ028)

クリス・チークですね、今年は。翳りのある「しっかり」してる音がイイ!
冒頭から打楽器に負けないサックス。2002年ラテンの熱く物憂いライヴ盤。

●“NIGHT SOUNDS / Toni Sola & Ignasi Terraza Trio”(Swingfonic/SW05CD)

このテナーのね、サブ・トーンがいいんですよ、ホント、寛ぎがあって♪
ある意味、クリス・チークとは正反対。これもサックス、そして、ジャズ。

●“MUSIC FOR 3 Vol.1 / Stephane Furic”
(SOUL NOTE/121415-2)

再びチーク!今月買ったばかりですが・・・。97年のピアノレス・トリオ盤。
特筆すべきはその響き。特にシンバル、刺激的。クールなイマジネーション!

ちなみに、クリス・チークの参加盤は、ともにベーシストのリーダー作です。

<次点>チークの勢いに弾き飛ばされちゃいました。(^^;
〇“THE SOUND OF HARRY WHITAKER / Harry Whitaker”(FRESH SOUND/FSR 5034 CD)
全体に丸く温かい穏健派ピアノ・トリオ。訥弁ながら軽快なスルメ盤。
ただし、山椒は小粒でもなんとやら・・・もアリ。ジャケットが秀逸!



(13)>tahaさん

お久しぶりです、ドラさん。みなさんごきげんいかがでしょうか?
jazzはあまり得意ではないのですが今年も参加させていただきます。
今年はSmooth系の良質のものを多数聴くことができました。
当方のblogで紹介していますので、どうぞ遊びに来てください。
http://blog.goo.ne.jp/taha/

私のベスト3は

1,チック・コリア・エレクトリック・バンド / To The Stars

やはりというべきか?80年代にFusionシーンに一大旋風を巻き起こしたバンドの再登場です。
チック・コリアもこのバンドのメンバーが一番シックリとくるのか、黄金期のメンバーで録音された新作です。
一番よろこんでいるのはギターのギャンバレさんかもしれません。

2, JING CHI / 3D

最近は、ガツンとくる作品を多くリリースしているTone Center。
その看板アーティストとして認知されているジンチのliveアルバムを挟んでの3枚目です。
一回だけのプロジェクトのように思っていましたが、日本での演奏会も好評だったようで・・「コイツラ本気モードに入ってきたなぁぁ」でございました。

3,Everette Harp / All for You

アルトsax奏者ながらテナーなみの力強さを持ってバリバリと吹く・・そんな印象のharpのアルバムです。全体の感触はBCM系が濃厚なソウルフルな展開の曲と、ゴスペル風味をちりばめたコンテンポラリーFusionといった趣です。
こういった元気ハツラツなプレイは好感がもてます。

と言う感じです。こちらではあまり聴かれないものばかりかもしれません?



(14)>kita3さん

のんびり構えていたら、いつの間にかメリークリスマスということで、慌ててベスト3まぜてください。
総括するにヒット作品の少ない年、新たなるお気に入りミュージッシャンの発見の少なかった年という感じがしています。で、結論的に三傑ともベストセラー盤となり、いささか気恥ずかしい気(?)もするのですが、ま、わたし的にはベスト3はベスト3なので投稿します。さて、

●第1位 ブラッド・メルドー/Live in Tokyo(国内盤!)

メジャーデビュー以来結構CD買っていたのですが、わたし的に「イマイチ」がずーっと続いていたBlad。
ここ最近は実は買うの止めていたのですが、SJ評とソロライブということで、思い切って安い輸入盤でなく2枚組の国内盤を買った所、これがついに大当たりとなりました。Keith何するものぞみたいな、そのオリジナリティに堂々の第一位としました。

●第2位 Keith Jarrett/The Out-of-towners

ということでBladが1位なのですが、やはり、あきれかえるくらい、やっぱKeith好きです。
もういいくらいあきてもいいのかなって思うのですが、新譜出るたんび「うんやっぱりKeith!」と喝采してしまいます。

●第3位 Diana Krall/The Girl in the Other Room

Diana Krallには申し訳ないのですが、これが3位かと妙な感じ正直持っています。
昨年購入したLive in Parisもそうだったのですが、買っちゃうと結構ヘビーローテーションになってしまう、麻薬的魅力があります。いい雰囲気持っています。

●Branford Marsalis/Eternalは次点。悪くなかったのですが、もう少しインパクトがほしかったです。
Pat Metheny/Dream Teamsは最優秀長靴盤。今年発売(?)なら文句なし第1位であります。



(15)>国立「NO TRUNKS」店主さん

私のべスト3

新しいジャズを絶えず聴き続けてきた。
そうしないと感性が鈍るような気がしたし、実際昔話ばかりしているオヤジをみていると腹が立つ。
しかし新譜だからいいわけじゃない。吉祥寺の某オヤジのように若年寄な良い子ジャズは鼻から拒否する。
ジャズ評論家やレコード屋の従業員の多くはサンプル盤漬だからあまり信用してはいけない。
毎月数十枚のくだらないサンプルしか聞いていない。自分で新録なんて買わないのだから。
そんな私だが今年は新録をあまり買っていない。
昨年あまりに買いすぎた反動か?3回くらい聞いてお蔵入りする新録があまりに多すぎたのだ昨年は。
やはりジャズは衝動なのだ。何を言いたいのだ私は。

* 「菊地雅章/slash4」 
このスラッシュ・トリオ、もうあきた。うるさい。たぶんみんな、そう思っている。
しかし、最後の曲「庭の千草」は菊地のソロだ。泣ける、感動する。これこそ菊地だ。最高!

* 「The don rendell /ian carr quintet ”shades of blue”」
私がアメリカのジャズに初めて出会った頃イギリスにも素晴らしいジャズがあったのだ。
それを教えてくれた貴重な復刻初CD化。

* オリバー・レイクやヘンリー・スレッジルのバンドで活躍した歴戦のギター勇士、
「brandon ross初のリーダー作 ”costume”」
静と動、西洋と東洋。まるで、禅問答


国立no trunks 村上寛



(16)>Imukさん

ドラさん、これが私の選んだ2004年のベスト3です。

1。 Chucho Valdes (New Conceptions)2002

今年も北米ではラテンジャズが勢いを吹かせていました。
彼の踊るようなピアノそして、New Conceptionsの題にふさわしい新しさ。
ショパンが入っていたり、ブルーべックが匂っていたり、またはアフリカンチャンテングとごっちゃ混ぜという感じもしないではないが、やはりその混ざりがなんとも言えなく楽しい一枚でした。
盤に一環したまとまりが無いといわれればそうなんだけど、自分が楽しめたと言う点で、ベスト3の始めにきました。

2。 Chet Baker( Chet Baker in Tokyo)1987
   with Harold Danko、 Hein Van Der Geyn,
   John Engels.


これは、ずーっと聴きたいと思いいれが強かった一枚、輸入盤ですごく高かった ので手が出ずにいましたが、あるお方のお陰でやっと現実化! 感謝!
チェットのクリアーコンシャスでプレイしている音は、クリアークリスプだ!
まったく無駄のない余分なものがとりさられている感じで感動。
周りのメンバーが、しっかりチェットをサポートしているのも頼もしい。
二枚組みというのも、嬉しい限りです。
この頃の録音では最高の部類に入ると自分では思ってたりします。やはりチェットは私にとって永遠です。

3。 Brad Mehldau Trio( Anything Goes)2004

  
始めに聴いた時は、はっきり言ってあまり印象に残らなかった一枚でしたけど。
何回も聴いていると、だんだん彼のテクニックにはまっていくという不可解な盤というか、思いもよらない選曲で意外性もあって、アレンジもまたおやっと思わせる(いつもの事ですけど)ものがありました。自分としてはいつも彼が他のアーテイストのバックでプレイしているものに目をみはらされる事が多いんですけど。この盤はじわじわ私にせまってきたというか、気がついたら好きになっていたという一枚です。

それと今回は、新人
ソフィー ミルマン(sophi milman)も一押しでした。
彼女のcdを探したのですが、ついに見つかりませんでした。
初めて彼女を聴いた時に鳥肌がたつくらい衝撃をうけたというか、まだとても若いシンガーですけど、歌唱力のすごさに心を捕まれました。ローカルなミュージシャンでまだ、マイナーな人なので、どこにでも彼女のCDが売っていると言うのじゃないので、これから期待できる新人だとおもいます。
20年も前に初めてダイナナ クラールを聴いた時のような素敵な期待を持てるそんな声です。
今からじわじわ売れるんじゃないかなって予感ありです。



(17)>けれやさん

2004年のベスト3

@クレアのブラックコーヒー
アルバム:Too Darn Hot! / CLAIRE MARTIN (LINN Records,UK 2002)

Web page:http://www.clairemartinjazz.com/index1.html

歌唱力、声質、テクニック、もう、ずば抜けていて言うことないです!

Aビクトリアのlove for sale
アルバム:SMILE,LOVE AND SPICE / VIKTORIA TOLSTOY (Sittel, Sweden 1994)

Web page:http://www.viktoriatolstoy.com/home/home.shtml

どんなlove for saleにも負けない、素晴らしい&新しいノリとフェイク。

BOn Higher Ground/Hillary Smith-jesuslovesme
アルバム:On Higher Ground / Hillary Smith & Soul Commitment (The Orchard ,USA 1999)

Web page:http://www.hilljam.com/index.html

最高のゴスペル!このjesus loves meに敵うヴォーカルはないです。
ネットで何日も探した極上の賛美歌『主我を愛す』









2003年、みんなのベスト3


 (1)>大吉GUYさん

 マダムYさんの御期待にお応えすべく,参る!
 ……なのですが,本当に聴いてないんです,ジャズ。でも,さすがに

 
@アニメタル・マラソンX
 A銀幕演歌(ロック)〜御意見無用〜
 B続・銀幕演歌(ロック)〜生きたい様に生きて死ね〜


 というわけにはいかないので,以下の3枚で。

 
@spectrum/Barrio Jazz Gang

 いわゆる普通のジャズとは違うかもしれませんが,今様ジャズって感じですかね。 

 Aジャスト・ユー,ジャスト・ミー/ハリー・アレン オールスター・クインテットfeat.スコット・ハミルトン

 これはかなり嬉しい企画でした。期待通りでした。2位に甘んじたのも「期待通り」だったからですが。

 
Bサマー・サンバ/ハリー・アレン

 またまたハリー・アレン。偏った好みがモロに出てますが,結局,こういうタイプの音が好きなんです,ジャズとしては。


 (2)>Tさん

 ★David Garfield "Giving Back"


 
★渡辺貞夫 " Wheel of Life"

 
★Harvey Mason Trios "With All My Heart"

 ご無沙汰しております。
 昨年は失礼致しましたが、今年はまた復活させて頂きます。
 一昨年同様、よく聴いた(聴いてる)CDを選びました。

 デヴィット・ガーフィールドは、LAフュージョン〜AORも好きな私のツボを突いてくれた作品。
 元サンタナ〜アヴェレージ・ホワイト・バンドのアレックス・レジャーウッドの歌を
 フィーチャーしたアイズレーブラザースの名曲「フォー・ザ・ラブ・オブ・ユー」のメロウ・グルーヴが素晴らしい。
 ブレッカー兄弟が吠えるハードフュージョンのTr3も結構クルものがある。

 サダオさんの作品は、正直、そんなにインパクトのあるものじゃないけど、
 気がついたらCDがトレイに乗ってる感じのする1枚。
 「地球のリズム」を刻むリチャード・ボナのベースとサダオさんのリードが心地よく心の琴線を揺らしてくれます。
 アメリカンジャズ〜アフリカ〜ブラジルと旅を続ける貞夫さんがようやく到着した桃源郷と言った感じ?
 その水先案内人は、もちろん、リチャード・ボナ。久々に披露してくれてるサダオさんのフルートもまたまた素晴らしい。

 最後のハービー・メイスンのトリオは先月末リリースの新作。
 最近、ほとんど、ちゃんとした4ビートものジャズは聴いてなかったのですが、これは楽しめました。
 ハンコック、コリアといったコンテンポラリージャズを代表する人たち、
 ボブ・ジェイムス、ディヴ・グルーシンといったメイスンも縁の深いフュージョンな人、
 ハンク・ジョーンズ、シダー・ウォルトン、ケニー・バロン、マルグリュー・ミラー
 といった「ちゃんとしたジャズ」をやる名人たち、
 ブラッド・メルドー、フレッド・ハーシュの耽美系白人…
 彼らと彼らにフィットしたベーシストを組み合わせた夢のピアノトリオ盤。
 どのトラックもそれなりに面白いが、
 やはり、グッとキタのは、チック・コリア=ディヴ・カーペンターを率いた「If I Should Lose You」と
 ハービー・ハンコック=ディヴ・カーペンターのトリオによる「Speak Like A Child」。
 この2人の表現力の豊かさは驚異的。
 そんな彼らをもインスパイアするメイスンのタイコも逆説的ながらまた素晴らし
い。


(3)>益満妙さん

 ご無沙汰です。Best3提出します。

 
★Allegory/Adam Rogers Quintet/Crisscross

 GuitarのAdam Rogersの2作目。
 9曲すべてAdam Rogersのオリジナル。
 コンテンポラリーな、様々な引き出しを提示してくれてます。
 Chris Potter(Ts)の快演も光ってます。

 
★On Target/John Swana Quartet/Crisscross

 Trumpet,FluegelhornのJohn Swana、Guitarが
 Jesse Van Ruller、BassはJohn Patitucci、のカルテット。
 ブラス+リズム隊のワンホーンアルバム。
 Jesse Van Rullerはデビュー当時の元気さや青さが、
 いい意味で削げて、渋い脇役に徹していて好感が持てます。
 地味で目立たないが、愛聴に値する隠れ名盤になるのではないか?
 もしくは知られないまま、埋もれていくのであろうか?

 ★The Complete Verve Gerry Mulligun Concert Jazz Band Sessions/Mosaic Box


 1960年代初めの「Gerry Mulligun Concert Jazz Band」の4CDのBoxセット。
 一度に4枚続けて聴くのはしんどいが、ボチボチ、
 スルメの様にGerry Mulligunの流儀・作法を楽しんでいる。
 よーく考えてみれば、40年も前も記録なんですよねぇ〜。
 限定7500Setらしいが、全世界で一体何人が本当に切望していたのだろう。
 ともあれ、こういった企画を具体化してくれるMosaicに頭が下がります。



 (4)>ゴロピカリさん

 ベスト3だす。
 あらためて今日聴いてました。

 1.Peace/ Gerge Robert & Kenny Barron


 某誌〇ールド〇ディスクですが、妙な偏見がありましたが多少見なおしましたね(^。^)
 ジョルジュ・ロベールはパーカー〜ウッズ系ですが、繊細さはこの二人以上かも。
 ケニー・バロンのバックアップもまた的確。
 出すぎず、引っ込みすぎず、見事なツボの押さえ方。
 演奏の爽やかさは高原の涼風、透明さは谷川の水のようです。

 
2.Spain/ Michel Camiro & Tomatito

 Spain はチック自身がアコースティックバンドでも演奏していますが、Light As Feather には及ばない。
 元々この曲はアコースティック楽器には向かないんじゃないか、と思っていましたが、この演奏を聴いて脱帽しました〜♪

 
3.Live in Japan 1978/ Elvin Jones

 先月買ったCDですが、よく聴いています。
 エルビンもさることながらフランク・フォスターがすごい。
 ベイシー楽団以外で聴くのは初めてです。とても同じ人とは思えません。



 (5)>ねひつじさん


 初めまして。
 GAKOさん、ゴロピカリさんの掲示板でお世話になっている「ねひつじ」と申します。
 GAKOさんの掲示板に初めてお邪魔した時、丁度上半期ベスト3を募集されていたので、
 生意気ながら投稿させて頂きました。
 今回、掲示板を再開される旨をGAKOさんの頁で知りました。
 考えていたベスト3が今日、決まりましたので、参加させて下さい。

・Turk Mauro 「The Underdog」(1977・Storyville)

 テナーとバリトンを吹くリーダーの方は初めて知ったのですが、
 好きなヒュー・ロウソン(p)のトリオに、何曲かでアル・コーン(ts)が参加しています。
 コーン作の表題曲には何とも言えない哀感があり、またマウロがロウソン、ボブ・クランショウ(b)と
 それぞれデュオで演奏した未発表曲も素晴らしい出来です。

・Art Pepper 「I Remember April」(1975・Trio)LP


 ペッパーがシーンに復帰する直前に行われた大学でのライヴです。
 こっちの方を復帰作にすれば良かったと思えるほど、ペッパーは淀みのない絶好調のプレイを見せます。
 そして何よりも、トミー・グミナのポリコード(アコーディオン)の驚異的なテクニックが全体を大いに盛り上がらせています。
 表題曲のスリリングな冒頭部、そして長尺の「チェロキー」のノリは圧巻です。

・Cecil Taylor 「The Great Paris Concert」(1966・Freedom)


 「聴かず嫌いミュージシャン」の筆頭だったセシル・テイラーですが、思い切って聴いてみて正解でした。
 硬質なコードの暗黒的な美しさ、不意に現れる静寂がもたらす新たな緊張感など、
 それまで抱いていた、「グチャグチャッ! と弾くだけ」というイメージが変わりました。
 これを聴く時には、いつも「体育座り」になってしまいます。

 ここ最近は新譜をほとんど買っておらず、中古盤ばかりになりましたが、宜しくお願いします。



 (6)>tahaさん


 ドラさん、おひさしぶりです。ベスト3お誘いありがとうございます。
 今年はjazzをあまり聴いていませんが、参加させて下さい。

 
○Greg Howe/Victor Wooten/Dennis Chambers "Extraction"

 超絶トリオものです。ギターのハウが主導権を握ってます。
 相変わらず、デニ・チェンは手を抜きません。ウッテンのゴロゴロしたベースもたまりません。
 全編ハードなギター・インストです。

 
○Yellowjackets "Time Squared"

 いま、一番安心して聴くことができるコンテンポラリー・フュージョンがYellowjackets。
 新加入のドラマーがすばらしい仕事をしています。昨年のliveに続き私のHPでもベスト入りです。

 
○YANNI "ETHNICITY" 

 ギリシャを代表するニューエイジ・アーティストyanniは欧米ではとても人気のあるkey奏者です。
 いくつかの映画音楽も担当し、ヴィジュアル的な音作りが定評あります。
 今回のアルバムではviolinやフルートを効果的に取り入れています。TVの報道番組とかでよく使われています。


(7)>910さん

 910です。
 私の今年のベスト3を以下ご連絡します。時間の関係で、自分のHPからのコピペです。

(コンボ部門)

 
*エクステンデッド・プレイ〜ライヴ・アット・バードランド/デイヴ・ホランド (B)・クインテット(ECM)

 ロビン・ユーバンクス(Tb、Cowbell)、クリス・ポッター(Ss、Ts)、スティーヴ・ ネルソン(Vib、Marimba)、
 ビリー・キルソン(Ds)とのクインテット。ライヴの2 枚組。2、9曲目を除けばデイヴ・ホランドのオリジナル。
 以前のアルバムで既出の 曲が7曲ありますが、曲の長さが10−20分と、
 スタジオ録音のものよりだいぶ演 奏時間が長く、ライヴならではの展開やそれぞれのソロを楽しめます。
 時にスゴい場 面あり。楽器の編成から、ややまろやかなサウンドを想像しますが、
 そのエッセンス はけっこうトンガっていて、ジャズという土俵の中で現代的な音を発しています。
 変拍子やキメが随所にちりばめられているはずなのだけども、そういう分析的な聴き方 をしなくても、
 非常に長時間の演奏にもかかわらず、飽きさせず聴かせてくれます。
 初出の5曲目はテーマが絡みつつ中間色的に盛り上がる曲、
 6曲目は渋めの滑らかな テーマを持ちこれまた盛り上がる17分台の曲。

(ピアノ・トリオ部門)

 *ミシェル・カミロ(P)・ライヴ・アット・ブルーノート(Telarc)

 チャールス・フローレス(B)、オラシオ・”エル・ネグロ”・エルナンデス(Ds)と のトリオによるライヴ。
 CD2枚組。ベースとドラムスはキューバ人で、ここではベー スがアコースティックなのが特徴。ドラムスもスゴい。
 大半がオリジナルで、4、 7、12、15曲目のような静かなバラードもありますが、けっこうノレる曲が多い です。
 再演曲は3、8(後半)−10、12、14、18曲目。14曲目「ホワイ・ ノット」の再演がうれしい。
 5曲目の「テキーラ」はストレートに見せかけて8分の 7拍子と変則的。
 とにかく彼らのラテン・ジャズをノッて楽しんでしまった方が得な のですが、
 サウンドは楽しいながらも現代的で複雑な部分も。6曲目のように鋭く切 れ込んでくる曲もあります。
 8曲目の「ブルー・ボッサ」はソロ・ピアノで迫力。16曲目はテーマでキメが多し。
 17曲目もけっこうズッシリときます。18曲目はラ ストにふさわしい12分台の盛り上がる曲。

(ハード・フュージョン部門)

 *Mo'Bop/渡辺香津美(G)(ewe)

 リチャード・ボナ(B)、オラシオ・”エルネグロ”・エルナンデス(Ds)とのトリオ。
 全10曲中7曲が渡辺香津美のオリジナル。キメは決まりまくるし、
 抑え気味の ところも、爆発的な全開のところもけっこう楽しめます。
 そして随所に印象的なメロ ディが。ほんのりとした国際色が独特なサウンドに仕上がっています。
 タイトル曲の 1曲目はミディアムテンポのゆったりと構えたファンクですが、実はここが導入部 で、
 ここだけでもけっこう満腹感が味わえます。2−3曲目は変幻自在なトリオが魅 力。音数もかなり多いです。
 4曲目はしっとり系で、5曲目はエキゾチック。6曲目 には何とジョン・コルトレーンの「ネイマ」を、
 ファンクで料理しています。メラン コリックなメロディでワルツの7曲目、ノリが良くてロック的な8曲目、
 明るくはじ まってハードに展開する9曲目、硬派だけれどもドラマチックなメロディでせまって くる10曲目。

(次点) 
 
*テイク・イット・フロム・ザ・トップ/ボブ・ジェームス(P)(Tappan Zee)
 ジェームス・ジナス(B)、ビリー・キルソン(Ds)とのトリオ。
 ボブ・ジェームスも 正統派ジャズができることを証明した1枚。

 なぜか、上記4枚でドラマーがビリー・キルソン、オラシオ・”エルネグロ”・エル ナンデス
 2枚ずつになってしまったのが、面白いところです。

 それでは、よろしくお願いします。



(8)>ドラ

 どうしてもアルバムの性格上ベスト3に絞り切れずにベスト4になってしまいましたがご勘弁願います。
 上半期から3枚、下半期から1枚の選択です。特に印象に残ったものを選びました。

 ★GEORGE GARZONE & BEN BESIAKOV QUARTET / HEY WHY DON'T WE PLAY
  george garzone(ts)  ben besiakov(p)  anders christensen(b)  billy hart(ds)  jens winther(tp)
  2002/STUNT/STU CD-02132(輸入盤)


 ユニークなテナー奏者のジョージ・ガーゾーンにデンマークのピアニスト、ベン・ベシアコフの組み合わせは2枚目になるでしょうか。
 前作も「ドラ流」にしましたが、前回に増してこれも良いです。
 全8曲、ガーゾーンとベシアコフが2曲づつオリジナルを提供しています。
 3曲にトランペットが加わりますが、これはない方が良かったかも。
 特に超スロー・バラードで演奏される「マック・ザ・ナイフ」には驚かされました。
 「MACK THE KNIFE REAL SLOW AND IN B-MINOR」という副題まで付いています。
 これが今作の最大の聴きものですが、その他の曲にも聴きどころがいっぱいあります。
 適度な緊張感とスイング感があってジャズ本来の魅力が楽しめると思います。
 この二人の絶妙なインター・プレイにベテランのビリー・ハート(ds)の絡みが素晴らしい。

 
★JAKOB DINESEN & KURT ROSENWINKEL / EVERYTHING WILL BE ALL RIGHT
  jakob dinesen(ts)  kurt rosenwinkel(g)  anders christensen(b)  kresten osgood(ds)
  2002/STUNT RECORDS/STUCD-02152(輸入盤)


 デンマークのヤコブ・ディネセン(ts)とカート・ローゼンウィンケル(g)の組み合わせです。
 全9曲、ヤコブのオリジナルが5曲とエバンス、コルトレーンのほかに、1曲目にウェイン・ショーター、
 最後の9曲目にジャンゴ・ラインハルトが配置されています。
 飛び跳ねるようなサウンドは実に新鮮かつ刺激的です。
 このように浮揚感のある不思議な感覚にはゾクゾクっとします。
 案外と心地良く感じるのはなぜなんでしょうか。
 いつも思うことですが、カート・ローゼンウィンケルの存在感が光ります。
 彼は今までにはいなかった新しいタイプのジャズ・ギタリストです。
 今年の新感覚ジャズでは外せない一枚だと思いました。

 ★JOEL WEISKOPF TRIO / CHANGE IN MY LIFE
  joel weiskopf(p)  john patitucci(b)  brian blade(ds)
  2002/CRISS CROSS/CRISS-1232 CD(輸入盤)

 ジョエル・ワイスコフ(p)のオーソドックスでストレートなピアノ・トリオ・アルバムです。
 全10曲中、1曲を除いてワイスコフのオリジナルになっています。
 これは中々面白い組み合わせのトリオですね。
 器用な音楽性の持ち主のパティトゥッチ(b)がここでは重厚なプレイを聴かせてくれました。
 軽快なブライアン・ブレイド(ds)とのコンビネーションは抜群です。
 サイドマンに恵まれて、ワイスコフがしなやかなタッチで鍵盤を疾走します。
 トリオとしてのバランスも良く、今年聴いたピアノ・トリオ盤のベストです。

 MILLER・PETRUCCIANI・LANGRENE・WHITE・GARRETT / DREYFUS NIGHT IN PARIS
  marcus miller(b)   michel petrucciani(p)  bireli lagrene(g)   lenny white(ds)  kenny garrett(as)
  2003/DREYFUS/FDM-36652-2(輸入盤)

 さすがにこれだけのメンバーが揃うと物凄いことになっています。
 ヨーロッパからミシェル・ペトルチアーニ(p)とビレリ・ラグレン(g)、
 アメリカからマーカス・ミラー(eb)、ケニー・ギャレット(as)とレニー・ホワイト(ds)の出演です。
 曲目は3曲ですが1曲16分強の熱演、1994年の録音です。
 久し振りに血沸き肉躍るというか、身体が熱くなりました。
 気合の入った各人のグルーブ感溢れる演奏でライブの熱気が伝わってきます。
 ペトルチアーニの名曲「ルッキング・アップ」はやっぱりいいですよ。
 稀に見る強力なライブ盤の一枚です。



(9)>みやちゃん

 それでは、今年の「ベスト3」を発表させていただきます。
 ピアノ・トリオ盤、ヴォーカル盤は、入れずに管入りで失礼させていただきます。

 
*「Manuel Hermia Quartet / I'esprit Du Val 」(IGLOO 盤 IGL 145)
 Manuel Hermia(as),Erik Vermeulen(p), Salvatore La Rocca(b),Bruno Castellucci(ds)

 今年の正月に買い求めた作品。ベルギーのアルト奏者(?)の作品。
 「コルトレーンのアルト盤」というキャッチ・コピーに吊られて買ってしまいました。
 彼のオリジナル6曲、「Juju 」「Afro Blue 」の計8曲収録。
 アップテンポでのスムーズなアドリブが魅力的。適度なスピリチュアルさもあり、
 甘さに流されず、真摯な演奏が好感呼びます。ピアニストは、ガッツプロから
 リーダー作品が紹介されていたはず。硬派なJAZZがお好きなお方におすすめです。


 *「 Per Husby Septet / Peacemaker 」(GEMINI RECORDS 盤 GMCD 110)

 Per Husby(p),Bernt Anker Steen(tp),Harald Bergersen(as & ts), Knut Riisnaes(ts),
 Bjorn Johansen(ss,ts & bs), Carl Morten Iversen(b),Svein-Erik Gaardvik(ds)

 ノルウエーのピアニスト兼アレンジャー、パー・ハスビーの1977年の作品CD化。
 4管編成でヨーロッパ風味のハード・バップ。聴き応えのある各人のソロと息のあったアンサンブルがこの作品特徴。
 パーカーの「Au Privave」「Confirmation」、そしてケニー・ホイラー「Smatter」、ハロルド・ランド「The Peacemaker」
 の収録が嬉しい。70年代後半のメインストリーム回帰という時代を感じる良心盤。


 
*「 Theo Travis Quintet / View From The Edge 」(33JAZZ RECORDS 盤 33jazz083)
 Theo Travis(ts),David Gordon(p),Mark Wood(g),Rob Statham (e-b),Ichiro Tatsuhara(ds)

 セオ・トラヴィズとお読みするのでしょうか?イギリスのテナー奏者の作品です。
 1994年イギリスJAZZ大賞受賞の作品というふれこみを信じて買ってしまいました。
 中身は、コンテンポラリーJAZZ。メロディアスで胸をすくうような曲があると思えば
 バスクラでのシリアスな曲もあり飽きない作品です。また、この作品の魅力は、
 知る人ぞ知るピアニスト、デヴィッド・ゴードンのピアノが聴けることでしょうか。
 タイコが、日本人・・・、ジャケの写真を見て一瞬、
 GAKOさんが参加しているのかと思いました。(似ているのです・・・、ゴメンね。)
 と言うわけで、ボーナスCDが付いて2枚組1980円という破格の値段が
   なんと言ってもこの作品をベスト3に入れさせた最大の理由です。


 いや〜〜今年もこれですっきりしました。(笑)

 今年のピアノトリオ3枚を提出させていただきます。

 
*「 Trio 2 」( ARTA MUSIC 盤 F1-0116 )
 Mrak Aanderud (p) Vit Svec (b) Pavel Pazim (ds)

  今年の正月に仙台の新星堂で購入。店員の方が、「正月早々いい作品が入りました!」
  といって聴かせてくれた作品。一聴するなりこの作品の虜に。
  マーク・アンデルドというメキシコのピアニストによるチェコスロバキア盤。
  小気味よいタッチと魅力的なメロディが全編を覆い尽くして一気に聴かせます。
  所々には哀愁を帯びた演奏もありとても愛着が沸きました。上半期1番の作品。

 

 
*「 Pioneer 」( INVISIBLE MUSIC盤 IM-2026)
 Bert Seager (p) Masa Kamaguchi (b) Take Toriyama (ds)

  バート・シーガーというアメリカのピアニストの作品。以前フリー的な作品を残した事もあるのですが
  この作品では、牧歌的な曲想から始まり、優しさ満載でシンプルなメロディの連続です。
  心にじわじわ沁みてくる演奏がたまりません。脇を固める2人の日本人の演奏もいいです。
  ジャケ買いで大当たりの1枚。

 ジャケはこちら。

 
*「 Second Breath 」(CULTURE RECORDS 盤 CRD 2013-2)
 Michel Bisceglie (p) Werner Lauscher (b) Marc Lehan (ds)

  ミッチェル・ビセグリアというベルギーのピアニストの作品。結構、大物JAZZプレヤーとの
  共演歴があるみたいです。彼にとって、4作目になるそうですが、エヴァンス〜キース系の
  影響を受けた演奏でヨーロッパピアノ特有の耽美な世界を感じる作品。
  マイルスやショーターの曲も収録されており、難解な印象を与えません。
  第2作目「 Cattleya 」という作品も最近発売になっています。あわせて彼の演奏を楽しんでいただければ・・・。
    

       
  今年も結構良い作品がありましたが、マイナー作品になってしまった事をお詫び申し上げます。(笑)


(10)>A.tomyさん

  ベスト3、決めました!

  
●“I SHOULD CARE 〜 LIVE AT BASH / 安保徹”(What's New/WN-1007) 

  知名度は高くないし、お店でも見かけない。それが、勿体無いほどの演奏!
  最後はヴァイブまで参入し、もうタマラン!音が愉しく飛び散るライブ盤♪

  
●“'ROUND ABOUT ROMA / Stefano di Batista”(Blue Note/7243 542406 2 1)

  上半期から引き続いての登場。聴き直してみると、やはりイイ!
  整然としたシンフォニーの中、エモーショナルに吹き上げるサックスが圧巻♪

  
●“LIFE'S MAGIC /Steve Kuhn”(Black Hawk/BKH 522-2)

  同時期に買ったOWL盤“OCEANS IN THE SKY”も良いけれど、ココはコレ!
  煌くピアノ、澱んだベース、そこに喝を入れるかの如きドラムス。。。
  会社から帰って寝るまでのひと時に、3者の綴れ織りのようなライブ盤♪

  深津純子さん(fl)、松島啓之さん(tp)、惜しくも届かず・・・
  今年は探しモノがいろいろ見つかったりして、嬉しい1年でした。(^^)

  「特別賞」
  今年はやっぱし寺井尚子さん(vln)。ライブで愉しむことが出来ました♪


(11)>25−25さん

 こんばんは、すごーくご無沙汰です!
 遅まきながら、ベスト3に参加させてください。

 
@「A Jazz Band Ball Second Set」(Mode)
 
 Terry Gibbs, Victor Feldman, Larry Banker の3人のVibistの共演盤。
 ギブスはVibe とMarimba を、フェルドマンとバンカーはVibe とXylophoneを、曲によって持ち替えています。
 今でこそ、多くのヴィブラフォン奏者がデュオをやったりしていますが、'57年当時は極めて斬新なアイデアじゃなかったでしょうか?
 キンキン、ポコポコ、ペキペキ・・・というパーカス・アンサンブルの妙、堪らんです!
 リスム隊が、ルー・レヴィー(p)、マックス・ベネット(b)、メル・ルイス(ds)とこれまた、いうことなし。
 実はこのアルバム、2年ほど前に赤松さんのBBSで話題になって以来、ずっと探していたんですがお目にかかれず、
 HMVでも「廃盤」と言われて諦めていたら、11月に法事で帰阪した際に何気なく立ち寄ったナンバの○星堂で偶然発見!
 驚きの余り奇声を発したら、近くにいた女子高生が「オッサン、アホかいな?」って顔してました。


 A「Live at Shelly's Manne-Hole/The Larry Banker Quartete」(Interplay)
 
 これ、上半期ベスト3で出したかも?しつこくてごみんなさい!
 別にラリー・バンカーのファンでもなんでもないんですが、何故かバンカー絡みの盤が2枚続いてしまいました。
 ラリー・バンカーがリーダーとしてクレジットされている、多分唯一のアルバムでしょうか?
 バンカーは、ここではドラムのみ担当。
 このアルバムで注目すべきは、若きGary Burton(vib)。
 そして知られざるピアニストのMike Wofford もエバンスみたいで、カッコええです!


 B「Michel Petrucciani Trio」(OWL)
 
 いまさら、と笑われるかもしれませんが、これつい最近初めて聴きました。
 すごーく、インパクトありました。'81年の作品。
 ペトルチアーニって今まではなんとなく、難病を抱えてる割には上手いじゃん、くらいのイメージしかなかったんですが、
 こんなに迫力のあるペトルチアーニは他では聴いたことない。
 赤いジャケットの盤で、マニアの間では「赤ペト」と呼ばれているんだそうです。


 すいません、新譜は1枚もありません。。。



(12)>Imukさん

 
Imuk今年のベスト3

 @ JACKY TERRASSON− SMILE(bluenote 724354066825)
  jacky terrasson(P)
  sean smith(accoustic b)
  eric harland(d)
  remi vignolo(el,b)

  my funnuy valentineのアレンジがとても新鮮。
  彼のアレンジメントの斬新な所が好き、CDが出るごとに何か違った試みをしていて、楽しみなアーテイストだ。

 A BENNY GREEN/RUSSELL MALONE
  jazz at the bistro(telarc cdー83560)

  ラッセルのギター好きですね、この人のギターを始めて聴いたのがダイアナ・クラールのトリオにいた時、
  地味でいて何故が心をつかみます。
  そのギターとベニーのピアノです、二人の息が最後のほうでは踊ってます。

 B STEVE TURRE− ONE 4 J
  paying homage to J.J.Johnson(telac cd−83555)
  stephen scott(P)
  peter washington(B)
  victor lewis(D)
  renee rosnes(P)
  aboo m’boup(african percussion)

 
  6人のトロンボーンが楽しい、とにかくトロンボーンが集まると何故かロブ・マコッコーネルのブラスバンドを思い出す。
  きっとガコさんがきにいりそうな一枚です。


(13)>春夏秋冬さん

 下記の通りよろしくお願いします。
 
 
1;「フィル・ウッズ&ヨーロピアン・リズム・マシーン
   
 試聴URLで購入を決断した1枚です。
 今までピアノ中心に聴いて来たので他楽器がリーダー取ってるの買うのに抵抗があったのですね。
 でも試聴してみて、ああ、勿体無かった早く聴けばよかったと思ったのです。
 聴いて一番あとに残ったのは「フリーダム・ジャズ・ダンス」です。
 
 
2;「ミシェル・カミロ&トマティーロ/スペイン」

 時代劇を良く見るのですが、「夜桜お染」、ラテン系の音楽がかかっております。
 で、聴きながら脳内で華麗なちゃんばらを再生すると言う感じでかけてます。 
 そう言う意味では、「わが息子ホセへ」が「はまって」るかも知れない。
 同じフジテレビ系の鬼平犯科帳、ラストがジプシーキングスの「インスピレーション」がかかっておりますが、
 そう言うノリで聴いてます。
 川岸に桜が散る・・・赤と緑の屋台舟が滑ってゆく・・・何故かそう言うモノが浮かんで来るのですね。
 
 
3;「ソロ・モンク」

 今年はスラップスティックにはまって映像を見あさっていたのですが、
 何故かこのアルバムが思い浮かびました。何故だろう。
 ストライド奏法で、適度なミディアムテンポな曲が多い。でも、聴いてみると、音が明るいなあと思います。
 6番目の「アイム・コンフェッシング」はおじゃる丸のエンディングに似ている(を)
 
 以上です。
 初心者なので訳わからん事書いてるかも知れませんが、思ったとおり書きました。
 ぺこり。 


(14)masakiさん

 最近新譜を聴いていないので通販で買ったDVDですいません。
 しかも2枚がブートDVDになってしまいました...。

 
・stockholm1967 / Miles Davis
 
 60年代クインテットの動く映像。それだけで感激ですが、丁丁発止のインタープレイが見ものでした。
 トニーが若いのはもちろんすが、ハービーが青年の若さでびっくりです。

 
・Panasonic Village Jazz Festival 1997
 
 ビレッジ・ジャズフェスのDVD。ハンク・ジョーンズ、ベイシーO、マイク・スターンなどが出演。
 中でもひたすらペンタトニックで推すエイブラハム・バートン、
 無伴奏で観客と一体化するケニー・ギャレットが素晴らしい。

 
・in Tokyo / Jaco Pastorius
 
 82年の武道館ライブ。定番の「The Chicken」「Liberty City」
 トゥース・シールスマンスとぴったり寄り添っての「SophisticatedLady」が素晴らしい。
 84年のライブも収録されていますが、これは不安定な精神状態を感じさせて危ないです。



(15)>マダム・Yさん

 こんばんは、ベスト3です。

 
1.IVAN PADUART TRIO LIVE
 
 ペトルチアーニが「明るさと力強さ」なら、この人はそれに「柔らかさ、しなやかさ」を 加えた感じ。
 柔らかく包み込むような、それでいて、しなやかな強靭さも併せ持つ一枚。
 と、これは上半期ベスト3と同じコメント。

 
2.STEVE KUHN / OCEANS IN THE SKY
 
 バックのメンバーもいいです。ALDO ROMANO, MIROSLAV VITOUS。
 オープニングの「The Island」で引き込まれてしまうピアノトリオ。これ1曲で虜になってしまいます。
 もちろん他のナンバーもいいですよ。

 
3.ERIC REED / E-BOP
 
 ホーン入りではこれがインパクトありました。フロント2管。マーク・ターナー、
 ジョシュア・レッドマンといった新しいタイプのホーンプレイヤーが出てくる一方で
 こうやって文句なくのれるホーンセクションはやはり楽しめます。
 エリックのピアノもいいですね。次回はトリオで聞いてみたいです。



(16)>kita3さん

 ベスト3発表させていただきます。今年を総括するに、特にもこの下半期は大漁だったなって思ってます。
 ここ数年では一番かなって気がします。
 仕事が今年は去年に比べ楽で、いろいろ聞く時間があったためでしょうか?それでは、

 
1位 Temenos / Lars Jansson & Bohuslan Big Band
 
 北欧のビッグバンドは初めてで、その新鮮さに虜になってしまいました。澄んだ爽やかなノリにノックアウトでした。
 立て続けにアルバムオーダーしてます。

 
2位 Peace / George Robert & Kenny Barron
 
 とにかく一曲目のサックスの音に参りましたって感じ。
 George Robertは初めてなんですが、こんな人もいるなんてジャズは奥が深いなとしみじみ思いました。

 
3位 Devotion / Courtney Pine
 
 Courtneyは大好きで全アルバム持ってますが、これはCloser〜、To the Eyes〜以来の傑作と思います。
 待ってましたって感じでジャストミートでした。

 と、ここまでが表ベスト3。おまけに旧譜の裏ベスト3。
 
1位 Intermodulation / Bill Evans(Undercurrentよりも確かにいいかも!)
 
2位 Inner Voyage / Gonzalo Rubalcaba(遅まきながらGonzaloにはまった一年でした。)
 
3位 Unorthodox Behaviour / Brand X(20数年ぶりのBrand X。やっぱしかっこよかったです!)



(17)>GAKOさん

 やっとこさ,「ベスト3」です。
 【言い訳めいた総評】
 今年は,あまり,ジャズのアルバムを購入できず,一年を通じて,70枚足らず。
 しかも,50年代,60年代のアルバムも,その中に半分近く入っているので,今年の新譜やこの数年のアルバムは,
 例年より,かなり少なかったんです。
 その少ない中から選んでみると・・・

 
* George Robert & Phil Woods  “SOUL EYES” (MONS, MR 874-361)
 
 一番最近買ったアルバムで,George Robert と Phil Woods の共演。オーソドックスな演奏ですけど,
 今年は,こういう演奏に耳が向いた一年でした。
 そういう意味で,一番最後に買ったアルバムとして象徴的。
 2001 年にも,Phil Woods を選びましたが,このアルバムも,その頃の録音です。

 * “MINGUS BY FIVE” (Touche Misic, TMcCD 019)

 
 Ulf Adaker(tp), Joakin Milder(ts), Bobo Stenson(p), Palle Danielsson(b), Jonas Holgersson(ds)
 というメンバーのスウェーデンの5人組。
 数年前に,“MONK BY FIVE” というのを出していて,2匹目のドジョウと言うべきか。
 モンク集も聴きましたが,出来は,今回の方が良かったように思います。
 ミンガスの曲集を聴きながら,モンクの曲はやっぱり難しいんだ・・・なんて思った一枚。(笑)

 
* Teddy Edwards  “THE LEGEND OF TEDDY EDWARDS” (Cope Records, COPECD 016)
 
 テディー・エドワードのどこが,新しいねん,と言われそうですが,今年の上半期の「ベスト3」中,やっぱり,これが残りました。
 「最近,録音された若いミュージシャンのアルバムを聴いていると,これが,最近のジャズなのかなあ,と思います。
 このアルバムを聴くと,そりゃ,昔の彼の演奏の方がいいのかもしれないけれど,だけど,こりゃ,ジャズじゃ! 
 と,無条件に,身体が受け付けます。やっぱり,古いヤツなんでしょうか,私も・・・(^^ゞ 」
 と,「上半期」に書きましたが,結局,今年一年,私自身は,この手のオーソドックスな(ちょっと古い)ジャズを聴きたがっていたようです。

 ところで,やはり,「特別賞」は,
 
*“RED GARLAND COMPLETE AT THE PRELUDE”
 もう,これは,他のどれよりも嬉しいセットでした。

 以上,ベスト3を選びながら,ここには,書けませんでしたが,今年の自分を振り返る機会になりました。


(18)>国立「NO TRUNKS」店主さん

 「2003年の3枚

 @ dave douglas freak in
 A ab und zu(アップ・ウント・ツー) spark of life
 B 浜田真理子 love song

 
 1位のデイヴ・ダグラスはエレクトリック・マイルスを継承した傑作。
 あのマイルス・サウンドを凌駕する日も近いかも。
 
 2位には昨今の北欧ブームを代表して、アンネ・マリエ・ヨルツ
 と云う女性ヴォーカルをフィチャーしたノルウェーのバンドを。冷たい空気感が心地よい。
 
 実は今年一番ハマッタのが浜田。島根在住の彼女はシンガー&ソングライターでジャズの範疇ではないであろう。
 しかし、「アカシアの雨がやむとき」や「ラストダンスは私に」等のカバーも採り上げ、
 サックスの菊地成孔も参加したこのミニアルバム、私にとつてはジャズである。
 それらの曲は、私の中ではスタンダードなのだから。

 No trunks 村上寛」



(19)>いくちゃん

 BEST3むちゃくちゃ遅くなってしまいました。って言うかもう大晦日じゃん(>_<)

 @ 「Live at Yoshi's」Pat Martino Trio
 
 ギターとオルガンがオレ的には妙に新鮮です。しょっちゅう聴いてる愛聴盤ですかね。

 
A 「Dave Digs Disney」Dave Brubeck 4
 
 お子さま向きかと思ったら結構いけます(^^)vみんなが真面目にやってるのがちょっと笑えますが、これもしょっちゅう聴いてる盤です。

 
B 「Z」ZONE
 
 こいつらの曲何とかjazzにならんかなぁ〜とおもてます(^^)
 元気一杯で元気をもらえますわ(*^_^*)




2002年、みんなのベスト3


(1)>大吉GUYさん

  もぉ12月なんですねぇ……

  “UP TIGHT!”(GENE AMMONS)も良かったけれど,やっぱり私の使命は他の人が絶対挙げないようなアルバムを挙げる
  ことにあるのだろうと思い,以下のようなベスト3になりました。

  @STEEL GUITAR JAZZ/BUDDIE EMMONS
  スティールギターの音色がたまらなく気持ちいいです。それだけで嬉しいです。

  AMUNDELL'S MOODS/MUNDELL LOWE&HENDRIK MEURKENS
  上半期からの生き残り。やっぱりギターとヴァイブ,時にハーモニカの心地よさは忘れられないです。

  BJAZZ SAHARA/AHMED ABDUL-MALIK
  これは最早ジャズではないような気もします(て言うかアラブ丸出しです)が,絶対忘れられない1枚です。


(2)>デューイさん

  みんなのベストスリーに応募します。このホームページを見るようになってはや一年。
  僕は二十歳ですが、この年代でジャズを聴く人は少なく、自分の慣性で良いものを選べるので楽しいです。

  @ケニードーハム(Kenny Dorham and The Jazz prophetsVOL.1)です。
  物思いにふけりたい時はまずこれですね。
  ケニードーハムの音が最高に渋いです。特にDon't Explain。

  Aマイルス・デイビス(doo bop)マイルスのフュージョンで初めて聴いたのがこれでした。
  HIPHOPとジャズが融合していて、ちょうど良いノリ具合。
  今でもキャンディー・ダルファーなどに受け継がれています。(自分はあまり好きではないですが)

  BHANCOCK/BRECKER/HARGROVE(Directions in Music)新作で今年最も聞き入っていたのが、これでした。
  なによりもマイケル・ブレッカーのテンションがすごいと思いました。友達になったらおもしろいんだろうな、とか思いました。  
  以上です。お願いします

  「この作品この一曲」。
  ・RICHIE COLE&PHIL WOODSのScrapple From The Appleです。
  自分はこの時期の暴れるようなアルトサックスを吹く、フィル・ウッズが大好きです。
  この曲ではロックにも負けない白熱した二人のバトルが繰り広げられています。
  ストレス解消にもってこいです!


(3)>Miss Ann さん


  Gone With Wind(Chistinina Machado)
  Bop Boy (Bob Mintzer)
  Bird House
  でしょうか。マイルスのモントルーライブBOXは別枠でしょうね。



(4)>JILさん

  初めてメールを差し上げます。
  私、個人ジャズ・サイト「The Jazz I Love」の管理人をしておりますJILと申します。

  実は貴殿もよくご存じの「みやちゃん」「GAKOさん」より、貴サイトそして「ベスト3」企画のご紹介をしていただきました。

  それとさっそくですが、「ベスト3」に参加させてください。
  下記の通りです。よろしくお願いいたします。

  私の今年のベスト3です。(一応今年出た新譜)

  [PAO / EUGENE PAO & MADS VINDING TRIO]
  ジャズ・ビギナーからベテランまで聴く相手を選ばぬ好作品だと思います。曲はジャズメン・オリジナルが中心です。
  EUGENE PAOが曲によってエレクトリック・ギターとガット・ギターを使い分けてます。

  [HERE AND THERE / JESSE VAN RULLER]
  CRISS CROSSからの作品です。
  ギター・トリオとピアノを加えたカルテットと2種類のセッションが収録されており、どちらもいいです。
  彼はメジャー・レーベルよりこういうマイナー・レーベルからの作品の方がいいみたいです。

  [THE CLASSIC TRIO MEETS ERIC ALEXANDER / DAVID HAZELTINE]
  DAVID HAZELTINEのリーダー作ですが、
  私はどちらかというとERIC ALEXANDERのワンホーン・カルテットという聴き方をしてます。
  彼のサックスはもう言うことなし。


(5)>GAKOさん

   もう,出しちゃいましょう,思い切って!
  悩んでいても仕方がない。

  あとで,修正するかもしれませんが・・・(~_~;)

  順不同で。

  *Eric Alexander “SUMMIT MEETING” (Milestone,MCD 9322-2)
  今年の注目アーティストは,この人。前から,注目はしていましたが,今年の活躍ぶりは,素晴らしかった。
  ちょっと気になる,テナーだな,と名前を見ると,エリック・アレキサンダー。
  ということで,今年の一押しアーティストということで,決定。

  *Herbie Hancock,Michael Brecker,Roy Hargrove “DIRECTIONS IN MUSIC” (Verve,589 654-2)
  うーん,これには,参りました。この熱さ。ちょっと,通して聴くにはシンドクなるくらい。
  買った時には,このメンバーなら,ま,手許に置いておけば,話のネタになるか・・・くらいの気安い気分でしたが, 
  一聴して,吹っ飛びました。マイケル・ブレッカーがすごい。

  *“RAY BROWN,MONTY ALEXANDER,RUSSELL MALONE” (Telarc,CD-83562)
  最後まで迷ったのが,ピアノ・トリオ。
  本当は,Junior Mance “ON THE ROAD” (Trio Records,TR 559) で決まりかけていました。
  が,つい最近買った,Ray Brown 盤。今年,惜しくも亡くなった Ray Brown に敬意を表して,こちらに決定です。

  と,最後に,「特別賞」です。
  *Red Garland “STRETCHING OUT” (Prestige,PRCD-24272-2)
  はい,これは,もう言うまでもありません。(笑+賞)

  「この作品のこの1曲」遅くなりました。
  結局,これかなあ・・・やっぱり。
  Red Garland “I Left My Heart ‥‥” (Muse) の 《Please Send Me Someone To Love》。
  なんちゅうても,一番よく聴いた1曲でしょうか。
  もちろん,“Red Garland's Piano” (Prestige) もよく聴いてますけど。



(6)>910さん

  今年のアルバムで良かったものを拾い上げたら10枚ぐらいあったので、
  ベスト3に絞り込むのは難しいのですが、いちおうこんな感じです。

  (ピアノ・トリオ部門)
  1.オールウェイズ・レット・ミー・ゴー〜ライヴ・イン・トーキョー/キース・ジ ャレット(P)・トリオ(ECM)
  東京でのライヴで、素晴らしい即興演奏集の2枚組。フリーを毛嫌いする事なかれ。

  (ジャズ部門)
  2.フットステップス/ブランフォード・マルサリス(Sax)(Marsalis Music)
  ソニー・ロリンズの「自由組曲」(2−5曲目で、これはピアノレス・トリオでの演奏)と
  ジョン・コルトレーンの「至上の愛」(6−9曲目、これがクライマックス)
  という大作を両方ともフル・ヴァージョンでカヴァーしているところが目玉。
  正攻法で、ここまでよくやったという感じ。

  (ハード・フュージョン部門)
  3.アウトブレイク/デニス・チェンバース(Ds)(Victor)
  ゴキゲンで出演ミュージシャンの豪華なファンクアルバム。参加メンバーのオリジナ ルが中心で、
  そこにジェームス・ブラウンの曲などがはさみこまれています。
  ベーシストの違いによるグルーヴ感の違いも面白いですが、
  カギはデニス・チェンバースの ヘヴィーなドラムスで、ドラム・ソロがあまりない割には圧倒的な存在感。

  それでは、よろしくお願いいたします。


(7)>大岡山越前さん

  あんまり持っていませんので、ミーハーな、と言われても、今の私の本音で。

  1、チック・コリア・アコースティックバンド
  (7曲目のMORNING Spriteはお勧めです)

  2、紅の豚(サウンドトラック)
  (4曲目の「帰らざる日々」は蓋し名曲で御座います。)

  3、セロニアス・モンク・トリオ
  (私はヒムセルフよりもこちらの方が好きです。ピアニストとしてのモンクの別の面が見られる気がするから。)

  と、まあ偽らざる所を列挙して見ました。
  本当はミーハーと言われる事を避ける為に解説を長々しようと思ったのですが、止めておきます。
  自己ベストなもんで・・・。



(8)>ドラ
  
  (1)CHRIS CHEEK QUARTET / GUILTY & LAZY AFTERNOON
  chris cheek(ts)   ethan iverson(p)  ben street(b)  jorge rossy(ds)
  2002/FRESH SOUND/FSNT125,126(輸入盤)
  クリス・チーク(ts)、名前は時々聞いていましたが、買ったのは今回が初めてです。
  私はフームと唸ってしまいましたよ、たしかに話題になるだけのことはありますね。
  ライブでこれだけのバラードを聴かせる人は少ないのではないでしょうか。
  しっとりとした独特の雰囲気を持った新感覚派のプレイヤーです。
  この2枚は同時録音のようですが、2枚組ではなく別売りになっています。
  ジックリ派には「GUILTY」を、バラード派には「LAZY AFTENOON」をお薦めしたいと思います。
  今年一番CDトレイに乗ったアルバム、その味わい深い演奏は是非聴いてほしいですね。

  (2)RUSSELL GUNN SEXTET / BLUE ON THE D.L
  russell gunn(tp)  J.D.allen(ts)  mark whitfield(g)
  orrin evans(p)  eric revis(b)  montez coleman(ds)
  2002/HIGHNOTE REC/HCD-7087(輸入盤)
  ラッセル・ガン(tp)の新作は、雰囲気をガラリと変えてきました。
  ブルージーでジャズ・ムード満点、実に懐かしいサウンドに満ち溢れています。
  こんなアルバムを聴いていると遠い昔を思い出してしまいますよ。
  ガンもマーク・ホイットフィールド(g)もいいなあー、実に心地良く胸に響いてきます。
  全員がリラックスして、演奏を楽しんでいる風景が浮かんできます。
  名曲「ケリー・ブルー」を取り上げたのも嬉しいじゃありませんか。
  演奏だってカッコイイよ、俗に言うモダン・ジャズの好盤ですね。

  (3)AKIKO GRACE TRIO / MANHATTAN STORY
  akiko grace(p)  larry grenadier(b)  bill stewart(ds)
  2002/SAVOY/COCB-53025
  アキコ・グレース(p)の2枚目のアルバムです。
  デビュー・アルバムも話題になりましたが、なんとなく買いそびれて、聴くのは今回が初めてになります。
  大胆さと女性特有の繊細さを合わせ持っているプレイヤーだと思います。
  クリアーで切れの良いタッチで聴かせてくれました。
  フレーズも新鮮でワクワクします、今年のピアノ・トリオの一番手の評価をしました。
  全12曲、オリジナルが5曲、チャーリー・ヘイデン(b)、モンク(p)、パット・メセニー(g)の曲と、
  あとはスタンダードという構成です。
  彼女は東京芸大楽理科出身で、バークリー音楽大学で学んだそうです。

  今年の「この作品のこの一曲」
  *DAVE PECK TRIO / OUT OF SEATTLE
  dave peck(p)  jeff johnsen(b)  joe la barbera(ds)
  2002/LET'S PLAY STELLA RECORDS/LPS-2002-01(輸入盤)
  ベスト3入りにも迷った一枚です。
  一曲目、マイルス・デイビス(tp)作の「SOLAR」は素晴らしい。


(9)>けれやさん

  今年のテーマは芸術と探究心です。

  1、LARGO/BRAD MEHLDAU
  冷静に聴き直してみました。まずピアノの音色が変化する面白さに注目。
  弦に粘土を付けたり、弦の上に物をひっかけたり、いろいろな仕掛けをしています。
  リズムを前面に出しているように感じられます。胸の奥深くを刺激されているような感覚や、
  時には恐ろしさやトンネルの中に引き込まれて行く感覚にもなります。
  そして滑らかなメロディーで安堵感を与え、「心にメッセージを感じて!」とアルバムを通してメルドーは言っています。
  ロックとジャズの融合と言うより新しい音楽に思えます。
  Paranoid AndroidはExit Musicに次ぐ素晴らしいアレンジです。同じレディオヘッドの曲です。
  二人の共通点が分かり、親近感が増しました。

  2、DIANA KRALL/LIVE IN PARIS
  ここまでピアノが上手いヴォーカリストは少ないでしょう。歌が上手いはずだと痛感しました。
  だから、スイング感が素晴らしいし、すてきな音を使えるし、ここぞというところに歌詞を乗せる歌のつぼを心得ている。
  軽くハスキーな低音の声質がいっそうお洒落な心地よさを与えてくれます。
  ライヴではジーパン姿で軽やかにメンバーをリード。何と言っても高速スピードのDEVIL MAY CAREがご機嫌です。
  S'wonderfulをライヴと同じギターカルテットで聴けて嬉しい。ギターとピアノはとても難しいそうです。
  素晴らしい調和です。

  3、When The Meadow was Blooming/Harumi kaneko
  基本に忠実でここまでビートとネバリのある日本のヴォーカリストは少ないでしょう。
  音の高低をたくさんつけなくても大きく見せることはできると教えてくれました。
  湧き出てくるフレーズとフェイクは優しさに溢れています。数年前にテレビで聴いた晴美さんとは全く違っています。
  ビブラートを取り、大きな波でいっそうダイナミックに歌っているのです。新曲に向かう姿が眼に浮かびます。
  いつまでも変わらない歌への追求に、身が引き締まります。2ステージで10曲以上歌っても水分を必要としません。
  哀しい歌は歌わない晴美さんの心を垣間見ることができます。凝った道に進もうとすると晴美さんに戻るのです!

  長くなりました。m(_)mペコリ
  改行できているでしょうか?



(10)>ゴロピカリさん

  ベスト3です〜♪

  1.D.N.A. / 日野皓正
  さすがはヒノテル。かっこいい!
  ローランド・ハナもまた良いです。それだけに残念。

  2.Summit Meeting / Eric Alexande
  Man With A Horn のころはそれほどでもなかったですが、だんだん素晴らしくなってきています。次作も楽しみです。

  3.Wood / Brian Bromberg
  ベースでFredom Jazz Dance を演奏するほどのバカテクにあいた口が・・・(笑)
  音も良いので、オーディオのチェック用にも使ってます(^.^)


  >>みやちゃんからの提案で「この作品のこの1曲」(新旧問わず)
  あ、そうか。これを忘れていましたね。
  スリリングな一曲にしようか、癒しの一曲がいいか・・・・こりゃ迷いますねえ。
  それでも Freedom Jazz Dance / Alive And Well In Paris (Phil Woods) をあげましょう。
  このアルバムは無人島行きのアルバムです。
  ↑
  迷った形跡がない。
  人生なんて、そんなものさ・・・・・(-_-)フッ



(11)>A.tomyさん

  今年、出逢って、気が付けば、よく聴いていた盤、ベスト3♪

  ●“BRAZILIAN RHAPSODY / Lee Konitz”(Venus/TKCV-35070)
  上半期から引き続きましてのランクイン。やはりコニッツ、ジャズに年齢なし!

  ●“PLAYS COLE PORTER / Stephane Grappelli”(Festival/UCCM-3030)
  Jazz in Paris シリーズで登場、邦題『コール・ポーターでスウィング』。
  グラッペリのヴァイオリンはもちろん、オルガンのエディ・ルイスにも注目!

  ●“Uh Huh! / 小池純子”(Sonoka/SNK-0001)
  なんと上半期の「特別賞」からランクアップ!女性ピアニストのクインテット作。
  シャイな松島啓之さんのシャープな中に暖かさのあるトランペット、炸裂☆

  最後に<特別賞>、そして<この作品この1曲>・・・
  ●“THAT'S THE WAY IT IS / Milt Jackson Quintet featuring Ray Brown”(Impulse/UCCI-9042)
  《FRANKIE AND JOHNNY》のレイ・ブラウンのベースの大きな音の塊に・・・

  以上、いずれも新録ではありませんが、よろしくお願いします♪(^^ゞ



(12)>tune−upさん

  今年のベスト発表〜!パフパフ、ドンドン。

  1 ブラウニーの映像。
  2 ブラウニーアイズvol. 3-8
  3 ジョアンジルベルト ライブアットアンブリアジャズ

  いやはや、今年は凄かった。ホントに。
  なんせブラウニーの動く映像が見れるなんて。ここ15年で衝撃の事件でしょう。
  そして、先日イタリヤに発注して入荷したばかりのブラウニーアイズ。
  しかも一気に6枚。
  どれもこれも素晴らしい演奏ばかり。ブラウニーのライブ演奏は最高だね。

  ジョアンジルベルトのは、なんとなく衰えが感じられるものの、でも歌もギターも最高。

  いやはや、今年はほんまに素晴らし過ぎるアイテムが手に入って充実した1年でしたね。

  それに引き換え、売れ筋のメインストリームなCDのなんと平凡なことか。
  なんてーか、魂の叫びが足りないんだーな。
  綺麗にまとまり過ぎてるっていうか、作り物っぽいっていうか。



(13)>tahaさん

  ベスト3の投稿はこちらでいいんでしょうか?
  掲示板がなくなってさびしいですね、復活は?

  そりでは、私のベストであります。
  今年はジャズ・ロックものの良いものが多くてとても充実した年でした。

  Jean-Luc Ponty   / LIVE AT SEMPER OPERA
  もうこれは外せません。大好きなポンティのライブ盤です。
  メンバーは全くの無名(といっても全員がテクニシャン)ですが、70年代の名曲から比較的最近の曲まで演奏しています。

  JONAS HELLBORG/SHAWN LANE/JEFF SIPE   / PERSONAE
  この夏はこればっかり聴いてました。今年の最強トリオ作です。
  この3人のライブはいつも壮絶なのですが、このアルバムはいままででもないくらい鬼気迫ります。要注意物件。

  MARK EGAN  / FREEDOM TOWN
  昨年のアルバムですが流通に問題があり、今年の初めに購入いたしたものです。
  イーガンのベースを聴くと本当に落ち着く感じがします。ちょっと抑え目なところがまたいいんです!

  その他にも良かったアルバムがあったのですが、
  続きはウチのサイトのフューズdeポン!の2002ベストをご覧ください。

  どらさん、いつもお誘いいただきありがどうございます。
  私のベストだけいつも場違いなところもありますがお許しください。これからもよろしくお願いいたします。



(14)>益満妙さん

  ドラさんとこの、ベスト3に遅くなりましたが初参加いたします。
  ヨロシクお願いいたします。

  ●Adam Rogers/Art of the Invisible/Criss Cross/2001
  Adam Rogersは、Guiterist。初リーダーアルバム。ほかにも最近サイドメンとしてチマチマ登場する様になって来た。
  久し振りに小生好みの新しい個性と遭遇した。

  ●Duke Ellington/1969: All-Star White House Tribute/Blue Note/2002
  1969年にDuke Ellingtonの70歳の誕生日のパーティが、ホワイトハウスで催行された。
  その時の大統領はニクソン。パーティの音源が、何故か今年になってCD化された。
  永年マイ・ブームに居座っているJim Hall御大の消息・足跡が少しだけ垣間見られる。
  小生にとってタイムリーなアルバムでした。

  ●Wayne Shorter/Footprints Live!/Verve/2002
  久し振りに御大のアルバムを、購入。最初聴いた時に、「何じゃ、こりゃ!」と思った。
  まあ、聞き込むうちに、なるほど、納得・了解。
  デフォルメされたテーマ、テーマ・アドリブ・テーマといった定型パターンが覆されて
  ほとんどコラージュ・モンタージュ的な手法が取られ、インプロビゼーションが前面に際立っている。
  PianoのDanilo Perezのフレキシビリティは尋常ではない!凄い!
  それにしても、Shorterの天然のユーモラスな部分は、デビューの時から変わらないですねぇ!



(15)>HITMANさん

  トロンボーンマニア盤ばかりですが。。。

  1. Americans Swinging In Paris / Slide Hampton
  Locksley Wellington "Slide" Hampton(tb), Joachim Kuhn(p),
  Niels-Henning Orsted Pedersen(b), "Philly" Joe Jones(ds)
  この強烈なメンバーによるライブ盤が圧倒的に私のベスト盤です。
  ゴキゲンなサウンドでとにかくたまりません。

  2. Live At The Old Point / Bonerama
  Mark Mullins, Craig Klein, Rick Trolsen, Steve Suter, Brian O'Neil(tb)
  Bert Cotton(sou), Matt Perrine(g), Russell Batiste, Kevin O'Day(ds)
  ニューオリンズ系。ボントロ5+リズム隊。ベースはスーザフォン。
  ファンキー系のサウンドでとにかく強烈なサウンドです。

  3. Brass Nation / Michael Davis
  大物ブラス吹き(tp、tb、tu)を一同に集めて録音したアルバム。
  編成はブラス+リズム隊になります。すごく聴きごたえがあります。



(16)>いくちゃん
 
   ドラさんおひさしぶりです。
  さてさて、今年のBest3は・・・
  
  @「Triangle Expressions」Zsolt Kaltenecker Trio
  A「Rainy Films」Zsolt Kaltenecker Trio
  B「Birds of a feather」Roy Haynes

  ヨーロッパ・ジャズが二枚とベテラン、ロイということになりました。
  Kalteneckerは大注目ですよ!
  では、来年もよろしくお願いします(^^)



(17)>みやちゃん

  それでは、今年の「ベスト3」を発表させていただきます。
  ピアノ・トリオは入れませんでした。

  *「 The Duke's Men 」(CBSSONY 盤 OK原盤 EICO7028)
   Rex Stewart(tp) Barney Bigard(cl)
   Jonny Hodges(as) Cootie William(tp)
   この作品は、約20年来探し続けてきた作品です。
   ですから、ダントツでベスト3入りでしょうか。   
   デューク・エリントン楽団の黄金時代を築きあげた名手4人による、
   1936〜39年に行われたコンボ・セッション。各セッション4曲、 計16曲が収録。全編ピアノがエリントン。
   特に、Rex StewartとBarney Bigardのセッションが素晴らしい。
   音質も演奏に負けずに最上級。スウィング時代の「入門盤」としても最適な「一家に1枚」的名盤。
 
  *「Sahib Shihab And The Danish Radio Jazz Group」(澤野工房 OKTAV盤)
  ヨーロッパ超激レア盤の復刻盤。いや〜〜、これには参りましたね。
   澤野工房さんに「脱帽」って言う感じですね。ここは、ピアノトリオというイメージでしたが、
  この盤を聴いてなんと良心的な会社なんだろうって痛感した次第。 
   ボラーン=クラーク楽団が好きなみやちゃんには、「ダークさ」と「躍動感」の入り交じった、最高のサウンドです。
   こういう素晴らしい作品は、密かに聴きたいですね。他人には教えたくない作品。
   蛇足ですが、澤野工房さん、あの「馬車」盤どうにかしてCD化してくれませんかね。

  *「 Boowerang 」(STUNT RECORDS盤 STUCD 19714)
   Fini HΦstrup (p) Quintet 
   みやちゃんの一昨年の「ベスト3」でも紹介した、フィニ・ヘストルップのテナーとギター入りのクインテット盤。
  彼は、映画、テレビ等での音楽関係の仕事が長く、JAZZ業界ではほとんど無名のベテランピアニスト。
   ヨーロピアンフュージョン的作品ですが、彼が得意とする哀愁を帯びたメロディアスな曲の数々。
   今年、秋の夜長に良く聴いていた作品でした。

   *「この作品のこの1曲」
   Giovanni Mirabassi Trio(澤野工房 SKTCH原盤)
   「 Dal Vivo ! 」での最終曲「 El Pueblo Jamas Sera Vencido 」

   いや〜〜これですっきりしました。(笑)

  それでは、「ピアノ・ベスト3」を。

  *「Welcome Home 」(DREYFUS盤)
   Jean - Michel Pilc Trio
   原曲を「ぐちゃぐちゃ」してゆく「快感」を知ってしまった作品。

  *「Simple Mood」(澤野工房)
   Joerg Reiter Trio
  大好きな「トーマス・スタベノフ(b)」「クライス・ヴァイス(ds)」両巨匠の下で「ガッツ」ある演奏が楽しめます。
  でも、ライナーノーツの「聴かずに死ねるか?」ちと大袈裟。

  *「Daniel Freedman」(FRESH SOUNDS NEW TALENT盤)
   Daniel Freedman Trio
  タイコのお人がリーダー。ピアノを弾く「ジェイソン・リンドナー」が良いのです。
  最近知ったピアニストですがぞっこんです。

  以上3枚を撰びましたが、他にも沢山良い作品があったことを付け加えておきます。
  さて、来年は、どんな作品に巡り会えるかな?


(18)>マダム・Yさん

  ベスト3、決まりました。

  1 KISS OF FIRE / HAROLD MABERN
  エリック・アレキサンダーを迎えて、元気にエネルギッシュなプレイを堪能出来ます。
  メイバーンのピアノも年を感じさせない熱さ。頼もしい限り。

  2 RENAISSANCE / ENRICO RAVA
  しっとりとしたトランペットで、スタンダードを聴かせてくれます。
  クールなカッコ良さも魅力。ある意味、典型的なジャズのアルバム。
  それとやはり、マイルスを思わせる部分も。バックのステファノ・ボラーニのピアノも秀逸。

  3 東京銘曲堂 / 川嶋哲朗
  心境著しい川嶋さんのドラムレス、ピアノレスのサックス、ベース、ギターの意欲作。
  結果的に無駄を削ぎ落として、すっきりとして、その中で圧倒的な存在感を示す彼のサックスは、
  深く心にしみ込んできて、バイブレーションを感じます。

  ○この作品のこの一曲
  ERIC DOLPHY / LAST DATE の中の「You Don't Know What Love Is」

  今回、皆さんからフルートの名曲と言うことで、教えていただきましたがやはり別格なのがこれ。
  ジャンルを超えて、訴えてくるものがあります。

  以上、年々、決め手に欠ける感がありますね。
  今年は、ピアノ、ボーカルとも分けたので余計、そう感じました。



(19)>いしいさん

  ベスト3、こんばんわ。

  ・STAN GETZ "THE SOUNDS"
  待ち望んでいた"Dear old stockholm"のCD初収録!
 
  ・MILT JACKSON"CENTERPIECE"
  1976年東京厚生年金ライブの未発表音源のリリース!
  音も良し

  ・BLUE MITCHEL"BLUE'S MOODS"
  1曲目"I'll close my eyes" のtpアドリヴソロはvib練習の教材でした。tp,pともにgood!
  実は、ボクのvib師匠が生徒に必ずやらせるネタなんですが、cd聴いて好きになり、
  基礎もほとんどないまま挑戦しました。「唄う」ということを少し実感できた気がします

  みなさんのベスト3とは大きく異なる選択だと思います。
  オフ会でも変わり者ぶりを晒してしまったような・・・
  ま、いいか



(20)>kita3さん

  いつも楽しく閲覧させていただいてます。
  さて、今年のBEST3ですが、正直、私にはあんましって感じの1年でした。

  ま、そんな中で1位はPat Metheny/Speaking of Nowです。
  やっぱしPatだよなって安心して聞けました。

  2位はHelge Lien/Spiral Circle。ついSJのレビュー読んで買ってしまいましたが、
  結構あの雰囲気にはまってしまいました。KeithやBill Evansに通じる清潔感好きです。

  3位Charlie Haden/American Dreams。予想通りの音でいいです。
  ただし、インパクトには欠け残念です。

  番外ですが今年一番聞いたのはJos Van Beest/Because of You。
  遅まきながらはまりました!



(21)>ウカタン@国立「NO TRUNKS」店主さん

  みやちゃんより依頼があった「ベスト3」発表させていただきます。

  * Johon Klemmer(ts)
   「 ”Blowin' Gold " 」( 国内再発盤 CADET LPS-321)

  * Helge Lien Trio(p)
   「 Spiral Circle 」(国内盤 DIW-627)

  * Otomo Yoshihide's New Jazz Quintet
   「 Dreams 」(国内盤 DIW-942)

   以上です。



(22)>masakiさん

  (1)Footsteps of Our Fathers / Branford Marsalis
  ブランフォード完全復活の一枚ですね。一見淡々としたプレイの中に、ジャズへの真摯な経緯が伝わってきます。

  (2)Largo / Brad Mehldau
  一回聴いただけで日常から別の世界に連れていってくれるピアノです。
  上手いピアニストはたくさんいますが、こういう世界を作れる人は少ないと思います。

  (3)Suna / 川嶋哲郎
  テナーサックスの完全ソロです。出来としては極上とはいいませんが、プレイに対する情熱が伝わってきました。
  アマチュアサックス奏者の端くれとしても、勉強になりました。



(23)>Imukさん

  やっと、決まりました。

  1 Chet Baker
   ”Sentimental Walk in Paris”

  2 Dave Yaung
   ”Piano−Bass Duets” 3枚組

  3 Brian Lynch Quintet
   ”Back Room Blues”

  ヴォーカルでは、この3枚を選びました。

  1 Kenny Colman
   ”Straight Ahead”

  2 Claudia Acuna
   ”Rhythm of Life”

  3 Susie Arioli Swing Band
   ”Pennies From Heaven”